2012年5月26日土曜日

ダンシングの話 私のダンシング

ダンシングの話をしましょう。ダンシングって普通に使ってるけど、スポーツバイクに乗ってる人以外には伝わらない可能性があるんですよね。日本語で言うと立ち漕ぎです。

私にとってダンシングって難しいです。もちろんシッティングも難しいと感じてるのですが、ダンシングはそれ以上に感じます。
ダンシングはシッティングに比べると瞬発力は優れますが、持続性に問題があります。また、効率自体はシッティングよりも落ちます。下手くそにダンシングするとその効率はさらに落ちて、持続性も瞬発力もさらに悪くなります。また、個人的な見解ですがダンシングは平地でするものと、坂道でするものは別物になると思います。そして下手なダンシングをしてるとダンシングする意味が、シッティングで疲れた筋肉をわずかに休ませる位にしかならなくなってしまいます。そしてそのダンシングを治すというのは結構至難の技です。
方法はなくはないのです。ひとつは3本ローラーでのダンシング。不安定な3本ローラーで安定してダンシングできれば効率の良いダンシングが習得できますが、個人的にこれで習得できるのは平地用のダンシングしか習得できないと思います。で、坂道のダンシングはどうすればいいのか?と言うと実はあんまり思いつきません。3本ローラーで坂を再現するのは無理ですし、固定ローラーでは車体が固定されてしまうので効率のいいダンシングは習得しにくいと思います。
ただこれらはローラーがないとできませんし、いざ実践でと思うとなかなかうまくいかなかったりします。個人的に一番効果的だと思うのがツーリングバイクにサイドバッグをつけて走ることだと思います。できれば4サイド、前2つ後ろ2つバッグをつけてそれぞれのバッグに2.5kgくらい重りを入れると良いと思います。これもまぁ、結構用意するのが大変ですが効果は絶大だと思います。
サイドバッグを使ったことがない人はわからないと思いますが、重いサイドバッグをつけて走るのはなかなか大変です。特に前に付けるとハンドルがすごく重くなるし、曲げると急激にハンドルが切れるので安定して走るのには少しコツがいります。またサイドに重りが来ることで、ダンシングが振れなくなります。 振るとえらいことになります。振れなくはないですけど振ったらものすごく車体が傾いて戻すのにものすごい力を使いますし、車体が傾くことでバランスが崩れ、ハンドリングが悪化してることもあってまっすぐ走りにくくなります。これはシッティングにも言えます。
なので、この状態で安定して走れるようになる=バランスを崩さないようなペダリングができてる=いいダンシング&シッティングができる
ようになります。さらに、重りがついてることにより普段よりパワーを出した状態での綺麗なペダリングが習得できますから出力アップ&効率アップで効果は絶大です。これは私がいろいろな場所にツーリングに行ったり日本縦断することで発見した方法です。荷物をつんだツーリングバイクに乗ることはかなりいい練習になります。ただ、弊害もあって長いことこの状態で走ってるとペダリングは良くなるのですが、同時に荷物を積んだ状態で走ることの癖がついてしまうので、いざロードに戻すとパワーオーバーで漕いでしまいバランスを崩しがちになります。ただ、これも1週間も乗ってればすぐに元に戻り、良いバランス感覚だけが残るので大丈夫です。これでダンシングを習得するとかなり坂が楽になります。というかあんまりダンシングしなくなりますがwww
どういうことかというと重りをつけてのパワートレーニングとシッティングも綺麗になって効率が上がってるので単純に速く坂を上るならシッティング重視になります。ダンシングはリズムをつかむためや、時々の休憩、難所越えと最後のスパートだけになります。意味ねぇじゃんと思うかもしれませんが、ダンシングが強化&効率アップしてるのでこのダンシングをしてる最中にちゃんと休憩ができるようになり効率もアップしてるから長くダンシングできて、さらに出力がアップしてるので速く走れます。この効果はかなりあります。
用意がかなり大変なトレーニングですが、自転車にどっぷりハマりこんでる人ならセカンド、サードバイクも当然持ってるはずなので大丈夫ですよね(オイ!
持ってない人は知り合いでツーリングバイクを持ってる人にお願いして試しに走って見ると良いです。最初は普通の状態との違いに驚くはずです。では、今日はここまで。

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