2012年11月30日金曜日

冬太りに要注意

先日、ちょっとショッキングなニュースが飛び込んできました。
今年のツール・ド・フランスの覇者、ブラッドレー・ウィギンスがロードバイクに乗っていて車に撥ねられたということ。
幸い、命や選手生命に関わるよな怪我を負わずに済み、現在は治療も終わって、ぼちぼちまた自転車に乗り始めているらしいです。全ては来シーズンのために・・・

だが、ちょっと心配なことが。ウィギンスがどうやら激太りしてるようなのです。
ツールの時のウィギンスはこんな感じでした。


引き締まった素晴らしい身体ですが、現在は・・・・





・・・誰だお前?
えぇと・・・TeamSkyのジャージとピナレロに乗ったそこらへんのおっさんですよね?そうですよね?そうと言って下さいよ!

とてつもない変わりようです。この冬と入院している間にだらだらしてたらこんなことになってしまったようです。
プロレーサーの食事の量は半端ないです。私ですら、学生時代は合宿で1日6合以上のご飯を食べていましたが、プロはその上をいきます。
そしてプロレーサーになった人はその食欲を自転車を降りても抑えることができず、引退後やオフシーズンに激太りする人は意外と多いのです。
過去の偉大な選手だとグレッグ・レモン氏、ヤン・ウルリッヒ氏なんかもそうです。
特にウルリッヒ選手はオフシーズンにとてつもなく太ったのでデブリッヒなんて言われてたこともあります。その写真がコチラ↓
このお腹は筋肉の塊だという話もあるのですが、そうだとしてもやりすぎです。

TTスペシャリストは割とお腹が出てたりするのですがここまではないです。
更にウルリッヒが問題なのは、彼はグランツールの総合優勝を狙うような選手でこの写真はジロで撮られたものです。
春のクラシックにこの体型で出てきて、ツールまでに絞るのはありなのですが、ジロでこの体型・・・
本格的にシーズンインすると下手に食事を減らすのは回復に影響がでるのでそう簡単に食事は減らせません。つまり・・・

皆さんも冬太りにはお気を付けください。特に、自転車に乗らない時に食欲が落ない人は。
では、今日はここまで

ミニベロを考える

小径車好きの方にはあまり良い気のしない記事かもしれませんが、私はミニベロを否定するつもりはありません。むしろミニベロとうまく付き合うためにこの記事を参考にしてもらえれば幸いです。

ミニベロって良いですよね。ちっちゃくて可愛いし、しっかりしたものなら走りもそこそこ。
ミニベロに乗ってポタリングしちゃうような女の子とお付き合いしたいものです・・・

が、ちょっとだけ待ってください。
ミニベロを買うのを止めるつもりはありませんが、ミニベロが抱えるリスクやデメリットをご存知でしょうか?
ミニベロは小径で、小さい故に出てしまうリスクやデメリットがあるのです。
それをきちんと覚えて置いてください。中には街乗りで使う場合でも多大な影響があるものもあります。それらを理解した上で買うかどうか判断してください。
また、それらのリスクやデメリットを覚えておくことでミニベロに乗っていく場合に気をつけることがわかってきます。そうすれば長く、楽しく、安全にミニベロでの自転車ライフが送れると思います。
では、一つずつ書いていきます。

・ミニベロはこけやすい?
ミニベロは普通の自転車に比べるとホイールが小径です。
14~20インチくらいのサイズが多いです。それが魅力のルックスを生んでくれてるのですが、それがすべての原因になってしまったりもします。
まず、ミニベロがこけやすいということです。
ホイールが小さくなると、障害物等の段差を越える場合に不利になります。
簡単に図を書いてみました

ちょっと大げさに書いてますが、このように見てもらうと一目瞭然です。
障害物に対してホイールの比率が、小径ホイールと700Cなどのホイールでは全然違います。
そうなると障害物を乗り越え難くなります。
最悪の場合は、前のホイールが乗り越えることができず、突っかかって前のめりにこける可能性もあります。
これは障害物に対して垂直に進入した場合の話ですが、それ以外にも例えば車道と歩道の段差があって、車道から歩道へ移動する場合に段差を斜めに超えるときにも影響してきます。
700Cでもロードとかだとタイヤが細いので、段差への斜めの進入は気を使いますが小径で同じようなタイヤの細さの場合はより注意してください。乗り越えられなくてハンドルを取られこけてしまうかもしれません。
ただし、斜めに進入する場合はホイールの大きさより、タイヤの太さの方が重要になってきて、小径でも太めのタイヤがついてる場合は割と大丈夫だったりします。
障害物に対して垂直に進入する場合の乗り越えやすさはタイヤの太さはあまり関係ありません。(パンクしやすさとかは関係しますけど)

なのでミニベロを買う時はできるだけ20インチ以上のホイールがついてるものが良いと思います。最低でも16インチ以上。その方が安全だと思います。

・ミニベロは壊れやすい?
これもホイールが小さいことが原因です。
ホイールが小さいが故に、例えば20km/hで走った場合700Cのホイールに比べるとたくさんホイールが回転しなければなりません。
そうなると当然ハブのベアリングも高速でたくさん回転して傷みやすくなりますし、タイヤもたくさん削れてしまいます。また、ペダルをたくさん漕ぐことになるので、スプロケットやチェーンリング、チェーンも消耗しやすくなります。
ホイールが小さいことで普通の自転車のハブを利用してホイールを組んだ場合はスポークの角度に難が出て、ニップルなどに負荷がかかりやすくなるのでスポークが折れやすかったりします。専用のホイールだと大丈夫なのですが、安い完成車とかについてくる奴だとちょっと心配です。更に言うと、小径の場合に使われる短いスポークは既存ではほぼ存在せず、カットして用意しなければないらないので、たとえスポークの在庫を持ってる店でも高確率で取り寄せになりますし、対応してもらえない可能性もあります。専用パーツを使いまくった完組よりは補修は楽ですが、それでも普通のホイールよりは補修が面倒です。
それ以外にも、ミニベロはシートチューブの角度が普通の自転車と異なるので、FDに負荷がかかりやすく 、性能も発揮しにくかったりします。それが故に壊れる場合もあるのです。
なのでシマノはCapreoという小径車専用のコンポーネントを発売してます。しかし、これを採用してるモデルは値段がそれなりにするものです。安いモデルにはまずついてません。安いモデルではクロスバイクやロードバイクのパーツが流用されてます。更にひどいものはママチャリのパーツが使われてたりしますが。
このようにミニベロは壊れやすくなるリスクがあります。なので、ミニベロは小まめなメンテナンスが必要です。安いミニベロを購入する層の人が自分でこまめにメンテするとは考えにくいので、何も考えずに飛びつくと・・・意外と後からお金がかかってしまうかもしれません。
しっかりメンテをしたり、変なパーツを使われてないものを選べば大丈夫なので気をつけてください。

・ミニベロは乗り心地が悪い?
ミニベロは一般的に乗り心地が悪いと言われてます。
何故かと言うと、これはロードでのフレーム選びの話と同じ話になります。
フレームが小さくなると剛性は上がり乗り心地は悪くなる傾向にあり、 フレームが大きくなると逆に剛性が下がり乗り心地は良くなる傾向があります。
ミニベロの場合もそれが適応されて乗り心地が悪くなる可能性があります。
しかし、それなりに設計が考えられたミニベロならフレームもそれに合わせた設計がされてフロント三角やリア三角が工夫されてたりします。
ですが、それでもどうしようもないのがホイールです。
フレームの各種寸法は変えることができるのですが、ホイールの寸法は自由に設計できません。
そして、ホイールもサイズが小さくなると剛性が上がり、大きくなると剛性が下がります。
それが故にミニベロのホイールは固くなり、フレームの特性と合わせて乗り心地が悪くなってしまう傾向があります。特に、細いタイヤをつけてサスペンションなどがないものは気をつけてください。タイヤが太ければ走りは重くなりますが、空気圧を下げることで乗り心地は改善できます。しかし細いタイヤをつけていたら、空気圧を下げることは難しいので改善しようがありません。
なので、それらを買う場合はサドルを工夫したり、シートポストサスペンションを検討するのもアリだと思います。
それかもしくは最初からサスペンション付きのものにするか。
しかしサスペンションを付けることで重くなりますし、走りも悪くなってしまう可能性があります。
特に安いものだと、安物ATBについてるようなただのコイルサスペンションが採用されてたりするので注意してください。

と、こんな感じでミニベロには幾らかリスク、デメリットがあります。
私はミニベロを否定するつもりはありません。ただ、これらを理解しておかないと大切なミニベロを壊してしまったり、快適に乗ることができずにミニベロを楽しめないかもしれません。
うまく付き合って、楽しく快適な自転車ライフを送るためにもこれらのことは頭の片隅に置いておいてください。

では、今日はここまで。

ちなみに参考文献としてこの動画を紹介しておきます。ミニベロに乗ってる方がみると気分を害する可能性が高いので要注意です。

この動画自体も色々な意見があります。こちらのレビューなども参考にしてよく考えてください。 

http://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=7474&forum=126

あまり感情的にならずにふーん・・・って感じで見てくださいw

2012年11月29日木曜日

いつもとは違いツーリング用のホイールを考える

さて、今日もホイールネタですが、いつもとは違います。
いつもはロードバイクで使うホイールなのでどうしても軽量性とか空気抵抗の少なさとか速さを求めて、あれこれ考えてます。
しかし、今日は違ってツーリング用のホイールを考えます。
最近ではロードバイクでのロングライドのこと(特に数日間に渡るロングライド)をツーリングという人が居ます。もちろんそれは構わないです。
ただ、私にとってツーリングとはサイドバッグやフロントバッグを付けて、キャンプ道具を積んで走るキャンプツーリングをツーリングだと言ってます。それ以外はただのロングライドです。
前述のようなロングライドをツーリングと言う方はツーリング用のホイールというと、それはロングライド用のホイールとほぼ同義になると思います。
しかし、私の場合は定義が違うので、当然別のものになります。ロングライド用なら私は快適快速に長距離を走れるホイールとかだと思います。ですがツーリング用ホイールは異なります。
私の場合ツーリング用ホイールに求めるのは、荷物を積んだ際に負けない剛性と頑丈さが重要になります。なので、その点を重視してあれこれ考えていきます。

で、早速話を折るような事なんですが私の場合は割とどんなホイールでも大丈夫だったりします。
レースで使うような軽量ホイールだと流石にマズイですが、練習用のホイールなら割となんでも大丈夫です。日本縦断をする際もWH-R500でノートラブルで走りきりましたし。
これの理由も説明できます。理由は私の体重の軽さです。
私の体重は大体43~48kgです。なので最大限荷物を積んで20kgくらいだったとするとそれを合わせても70kg位にしかなりません。
つまり荷物を積んでようやくちょっとガタイの良い人と同じくらいの重さになるのです。
だからよっぽどのことがない限りなんでも大丈夫なんですが、それでもツーリングでは何があるか分かりません。
完組ホイールだとスポークが切れたりしたら大変です。R500なら普通のスポークが使われてるので大丈夫ですが、ストレートプルスポークとか使われてるとお手上げです。
なのでできるだけ普通の汎用スポークを使ったものの方が良いです。で、そうなると完組の中から選ぼうとすると選択肢が少なくなり微妙です。R500でも良いのですが、R500買うくらいだったら同じ金額出して手組みしたほうが絶対お得だということはわかってます。
なので自動的に手組みに・・・・

で、手組みで行くならどうするか?ハブはいつものTiagraもしくは少し良いもので105とかでいいでしょう。スポークはDT champion1.8で良いと思います。
問題はリムです。そしてスポーク本数もちょっと考えたいです。
R500のリム重量は520~540gくらいらしいです。それくらいの重量のリムは手頃なものでは意外と少なかったりします。
ついでにR500のスポークはF20R24です。Fはラジアル、Rは両サイド2クロスです。
スポークもツーリング用と考えると普通は厳しいそうですが、前述の通り私は体重が軽いので大丈夫なんですね。となると、組むホイールもスポークが少なくてもいけそうです。
個人的にはF24R24かF24R28だと良いかなと思ってます。F24はほぼ確定です。
R500を使ってる時に感じてたのですが流石にツーリングでF20のラジアルは横剛性の不足を感じてました。ちょっと速く曲がったり、ダンシングするとたわむ感じがしました。縦は大丈夫だったんですけどね。なのでFは24にして2クロスで組んで横剛性を確保しようかと思います。
Rは24でも大丈夫でした。ただし、使うリムによってはR28の方がいいかと思ってます。
リアは荷物を積むことを考えると駆動剛性は結構欲しいです。大丈夫だったとは言え、リムしだいではダメになるかもしれません。
実際はスポーク4本の重量差は小さいですし、そんなに飛ばすわけでもありませんからここは大人しくR28で保守的にいったほうが良いかもしれません。
で、それらのスポーク本数を考えるとそこそこ頑丈で、リムハイトもあった方が良さそうなのです。
そうなるとリムは自動的に絞り込まれてます。そこそこ頑丈で 、リムハイトもあっておまけに安価なリムとくれば定番のKINLIN XR-300です。
これだと小スポークでも大丈夫だと思います・・・ただし、ここでまた問題が出ます。
小スポークで行こうとするとシマノはハブの選択肢がなくなります。R28は36Hのハブを流用で行けるのですが、F24は無理です。どうしましょうか?
別メーカーでも良いのですが、せっかくなら前後合わせたいところ、でリアに関してはシマノ以外をあまり使いたくありません。そうなるとF24は厳しくなってきます。DURA使えば解決ですが、流石に予算がありません。
で、そうなると36Hのハブを使って変則組をする方法があります。これだと22または26という超変則的なホイールができます。基本的には2クロス18本で組んで4または8のラジアルを足すという考えです。バランスを考えると26の方が良さそうです。
そうでないなら32Hを使うと16H2クロスと8本のラジアルを足して24もできます。
しかしながら横剛性を考えた場合、重要になるのはクロスで組むスポーク本数になるので24で組めるからと言って32Hのハブを使ってやるのはちょっと不安です。そうなると36HのハブでF26が良いか?

ここまでをまとめると
リム KINLIN XR-300
ハブ SHIMANO HB/FH-4600
スポーク DT Champion1.8
で、F26R28というかなり変態なホイールになりますw
特にフロント26なんて見たことありません。どうなるんでしょう?
まずはフレームやら買ってからなので先になると思いますが、このホイールを組む計画もしっかり考えていこうと思います。
では、今日はここまで。

2012年11月28日水曜日

Surly CrossCheck

昨日は用事があったりして鳥取に行ってきたのですが、帰りが遅くなってしまったので更新できませんでした。今日は2つ書きます。

さて、突然ですが新しいバイクを購入することになりそうです。
何故かと言うと、弟が大学に行ってるのですが、その弟が新歓に貸し出すために安物のクロスバイクを買おうとしてましたので、そんな勿体無いことするなと引き止め、これを期に新しいツーリングバイクを作ることになったからです。

現在は私はツーリングバイクは所持してないので、ちょうど良いです。新歓の時期だけ弟に貸し出す形にすれば無駄なものを買わなくてすみます。

で、そうなると何を買うかですが、タイトルの通りSurlyのCrossCheckを検討してます。

もちろん完成車ではなくフレームで買って組みます。
レース用のバイクもそうなのですがツーリングバイクこそ自分で組まないと納得できません。
変なもの使われてて走ってる途中に壊れたりしたらかないませんから。
で、早速見積もりをしたのですが意外と高くなりました。
今のところ新型SORA組と手組みで85000円くらいになります。
ただ、フレーム代は弟が出してくれるので助かります。
私の負担はフレーム以外です。 新刊で使うということなので来年の春までには用意しないといけません。
取りあえず、フレームは海外から買うのでショップがセールやってくれる時に合わせて注文しようと思います。
今からあれこれ資金作りをしないといけません。頑張ります。
では、次の記事で

2012年11月26日月曜日

太くて硬ければいいわけじゃない! 26.0や27.2を使う理由

自転車のパーツの殆どは進化していくにつれて、太く硬くなっていってます。
これにはちゃんと理由があります。
まず、アルミの場合は鉄と同等の強度を実現し、尚且つ軽くつくる場合には、パイプを大径かつ肉薄にしなければなりません。
軽さという点で考えるとアルミと鉄には比重では雲泥の差があります。なので、ロードバイクには積極的にアルミが使われてきました。
しかし、上記のような理由があるため、従来とは異なり大径のパイプを使うのでハンドルやヘッドチューブ等が大きくなっていきます。
しかし、その次はカーボンが出てきました。カーボンは点に対する力に弱いので、従来のハンドルクランプやシートクランプのままでカーボン製のパーツを突っ込むと、接触面積が小さく破損の可能性があるので強く締め付けることができません。
その為、更なる大径化が進みました。大径化することで、固定部分の接触面積が増えるので、点ではなくより多い面積で力を受けれるので締め付ける力も強くできますし、更に言うと面積増加により摩擦も上がってズレにくくなります。
よってカーボンパーツを使うためにはより大径化することが必須でした。
更に言うと、自転車は様々なパーツを使用して作るもので、パーツ交換も頻繁に行われます。
そうなると規格は共通で、汎用性を高くしなければなりません。
ハイエンドの高性能な自転車が、下のグレードと互換性を保つために下のグレードの規格に合わせるというのは頭の悪い話です。
なので、ハイエンド自転車に採用された規格に合わせて下位グレードのものも作られ、互換性を保つ形になってます。
ところが、これは実は問題になる場合があります。
特にアルミの場合そうなのですが、スチール時代から進化して大径化して十分な強度があるものができました。しかしーボンが出てきたことで、上位モデルの殆どがカーボンになり、アルミは下位グレードになりました。そうするとアルミはカーボンに合わせるために更に大径化をしなければなりません。
既に十分な強度や剛性があったのに更に大径化すると・・・今度は剛性過多になってしまいます。
また、強度の面でも更に大径化したからといって更に肉薄にすると今度は薄すぎで、点での力に弱くなってしまうので、あまり薄くすることはできず重量面でのメリットが薄れてしまいます。

その為、アルミ製品は何でもかんでも大径のものを選ばない方が良いと思います。
もちろん、大径方がいい人もいるでしょう。体重の重い人やパワーのある人は大径化した製品の方が剛性が高いのでよく感じるかもしれません。
しかし、体重が軽かったり、パワーが低い人は敢えて旧来のものを使ったほうが硬すぎず、快適かもしれません。
特に私が思うのはシートポストです。私のRA6のような硬いバイクに乗るなら、細いシートポストを使って剛性を調整したほうが良いと思います。
RA6は本来なら31.6のシートポストを使うのですが、今はシムを使って27.2のシートポストを使ってます。その方が明らかに快適になります。
カーボンシートポストですが、私は体重が軽いので27.2でもズレたりすることはありません。もちろん滑り止めにアッセンブリーペーストは塗ってますけど。
シムのことを考えるとあまり大きな差はないのですが、それでも31.6よりシートポスト自体が軽くなるので、軽量化もできます。

しかし、弊害もあります。旧来の規格のパーツは選択肢が少なくなってきてます。
特にハンドルやステムは上位モデルの殆どがクランプ径31.8になってます。下位グレードモデルにはまだまだあるのですが、上位グレードモデルでは壊滅的です。
シートポストならまだ、クランプ部の負荷がしれてるので27.2の旧来の規格のものでも、上位グレードのカーボン製品にもラインナップがあったりするのですが、ハンドルクランプの負荷は非常に大きいのでカーボン製品のハンドルはありませんし、同時に26.0のステムの選択肢も狭まります。

なので、そこらへんをよく考えて変更しなければなりません。1世代前の規格なので、今後、更に選択肢が減っていく可能性もあります。私は今はDixnaのJ-fitという26.0のハンドルを大変気に入っていて使ってるのですが、ステムの選択肢が少ないので31.8のJ-fit moreを試してみようかと検討もしてます。
もっとも、大は小を兼ねるのでシムを使えば使えるのですが、やっぱり見た目がちょっと悪くなったりします。できれば企画を合わせて使いたいです。

なので、硬すぎると思っていたり、快適性を上げたい場合は、敢えて旧来の規格のパーツを検討するのもありです。しかし、よく考えないといけない部分もあるのでしっかり下調べをしてから挑戦してください。では、今日はここまで。

2012年11月25日日曜日

自家塗装

自家塗装って皆さん興味ありますか?
フレームを自宅で好きな色に塗り替える。結構大変ですし、都市部だと匂いとかあれこれで非常にやりにくいと思います。
また、クオリティもやる人によってかなり左右されますし、素材によっては塗装が困難です。
かと言ってプロに頼むと結構な金額に。
私もまだ2回しかしたことがないのですが、参考までに簡単に記事にしてみようと思います。

・自家塗装 おすすめの機材、塗料
自家塗装をする場合は、まずどんな道具を使うか考えなければなりません。本格的にやるならエアーコンプレッサーとエアブラシがあると良いのですが、それを揃えるだけで数万円吹き飛ぶのでオススメなのは缶スプレーです。
缶スプレーも色々な種類がありますが、オススメなのは車用のボディーペイントのやつです。結構種類が豊富なので好みの色を探しやすいですし、安価です。蛍光色とかは無いので、その場合は別のものを使うことになりますが・・・基本的にアクリルラッカー系ならそんなに大差ないと思います。
まずはこれの、希望の色のやつとクリアを揃えましょう。クリアはウレタン塗料のものを用意すると、強力な塗膜のクリア塗装ができるのですが、お値段がかなり高く何かと面倒です。高いからケチって十分に塗装ができないのが一番ダメなので、余裕がないなら普通のクリアでいいです。どちらもやってみましたが、私は普通のクリアで十分だと思いました。
普通のクリアでも十分な強さがあります。

・塗装剥離
塗装をする場合は、まず前段階として前の塗装を剥がさないといけません。
その場合は塗装剥離剤というものを塗って行うことになります。
これが結構大変な作業です。剥離剤を塗ると、塗装はブクブクと膨れて剥がれていきますが、しっかり剥がそうとするとスポンジヤスリ等を使って仕上げなければなりません。
業者が使うような強力な剥離剤を使うと楽ですが、これはかなり刺激性が強いので取り扱いは慎重に。皮膚に着くとヤバイです。
ホームセンターにある家庭用のやつは効果はイマイチですが、安全性は多少高いです(もちろん皮膚にはつかないようにしないといけませんが)。
水で洗える奴もありますので私はこっちを使ってます。
塗装剥離で重要なのはしっかり剥がすことも確かなのですが、それと同じくらい重要なのは、剥離後に、フレームに剥離剤が残らないように終わったらしっかり洗うことです。
私はお風呂に持ち込んでじゃぶじゃぶ洗います。
剥離剤が残ってると塗装が乗りませんからしっかり落としてください。

・フレームの固定、マスキング
これが結構問題です。 フレームの固定は方法としては私は良く、少しテープを巻いて厚くしたシートポストを差し込んでひっくり返してバイスなどで挟んで固定します。逆にするときはヘッドチューブとBBを支点にして起きます。
その際は、BBにはいらないBBを入れておいて、ヘッドもいらないヘッドをつけてそこを接触点にするようにします。ヘッドやBBには塗料が入って欲しくないので(特にネジ山とか)付けておくことでマスキング効果が得られます。

・プライマーサーフェイサー
剥離したらいきなり塗装!というわけにはいきません。
クロモリなどの鉄系のものだとやらなくてもできなくはないのですが、やった方が絶対に良いです。
塗装をする前にプライマーサーフェイサーというのを塗ると、塗料が馴染みやすくなり、塗装の乗りを良くしてくれて耐久性も向上します。特にアルミなどの非鉄金属は塗装が乗りにくいので必須です。
各種素材に合わせたプライマーサーフェイサーがあります。鉄用とか、非鉄金属用とか、FRP用とか・・・塗装する素材に合わせて選択してください。
ついでに言うと、プライマーサーフェイサーを塗る更に前に、ちょっとだけフレームをヤスリがけして表面を微妙に荒らしておくと更に乗りが良くなります(もちろん荒らしたら、ちゃんと掃除してください)
また、前提としてプライマーを塗る前も、本塗装する前も塗装面に油分などのゴミがないように綺麗にしてください。油分が付いてると塗装が乗らずに弾いてしまったり、ホコリがあるとそこが盛り上がって不均一になってしまいます。

・本塗装
ようやく塗装です。塗り分ける場合はしっかりマスキングしてください。ここで気をつけるのはただ一つ、一気に塗らないようにすることです。しっかり回数を分けて塗り重ねてください。スプレーを近づけすぎないようにして、少しずつ塗り重ねてください。これはプライマーサーフェイサーのときも同じですが、今回は見た目の仕上がりに直結するので特に注意です。
5回くらい重ねるのがいいと思います。

・クリア塗装
最後は仕上げでクリアを吹きます。基本は本塗装と同じです。ちなみにクリアを吹く場合は塗るタイミングが使う塗料により違うので注意してください。大体、缶に書いてあります。塗装後、少ししてから塗るものや、完全に乾燥してから塗るものなど分かれてます。しっかり確認してください。

これで、一応は完成になります。ここから更にコンパウンドを使って仕上げると鏡面仕上げもできますが、これは少しクリア塗料を削ることになりますし、しっかり乾燥してからでしかできません。
やろうと思ってもきっとあなたは、クリアが終わった時点でやる気がなくなると思います(笑)

簡単ですが、流れとしてはこんな感じです。かなり面倒くさいのですが自分で塗ると愛着がわきますよ。できる環境にあって、フレームが余ってる人とか、中古で購入した人とかは挑戦してみると面白いかもしれません。これができるようになると、色の呪縛から解き放たれるので、フレームの選択肢が増えます。では、今日はここまで。

WH-9000 C24 が欲しい





最近WH-9000 C24が欲しいです。
決戦用のホイールも欲しいのですが、決戦用とは別に色々なイベントや、ヒルクライム以外のシーン、雨天のレースで使うホイールとしてC24が欲しいです。
C24はアルミとカーボンのコンポジットリムで、ブレーキ面はアルミですから雨天でもブレーキが安定してます。
更に、このC24はスポーク数も少なく空気抵抗が少ないので巡航性も悪くない。
軽量性も十分で1364gで上りもこなせます。
ロープロファイルリムのおかげか乗り心地もマイルド。
となってるオールランドホイールで硬いRA6と相性は良いと推測してます。
このホイールは7万5千円程度で買えます。安いところ探すともっと安いです。
なのでかなりお買い得です。
多分、決戦用ホイールを買うよりこれを買ったほうが色々使えて楽しいはずです。性能も悪くないですし。
レースをしないなら、個人的にはこれ一択でホイール選んでも良いくらいだと思うのですが、やはり特化した性能を考えると、別のものが欲しくなります。
それでも今買おうと思ってるホイールと合わせて22万くらいでどちらも買えるので恐ろしいコスパです。来年は無理かもしれませんが、それ以降だと買ってしまうかも・・・あ、でもフレームも変えるかも、MTBも欲しい、シクロも欲しい・・・
物欲は絶えません。では、今日はここまで。

2012年11月24日土曜日

ミックスコンポ 11sのSTIで10sは引けるのか?

※今日の記事はあまり信用しないでください。私が持ってるパーツを調べて書いてるので実際は違うかもしれません

私は7900シリーズのDURA-ACEを使ってます。
DURA-ACEというとシマノの最高級グレードで、この7900シリーズは従来の7800シリーズからのフルモデルチェンジで生まれたモデルです。

・シフトワイヤー内蔵方式への変更
・PTFEコーティングワイヤー
・カーボン素材を一部に使用
・ブレーキレバー比の変更(新スーパーSLR)
・中空チェーンリング
・左右非対称チェーン

等の大々的な変更が行われました。
特にシフトワイヤー内蔵方式への変更は見た目も大きく変わります。ここを内蔵にしたほうが空気抵抗の面では有利になりますが、いざ変更しようとするとSTIのワイヤリングルートが大きく変更しなければならないので当然STIの形状も大きく変更されました。
形状としてはSRAMやCampagnoloなどとパッと見は似たものになりました。
太さが全然違うし、微妙に形状も違うし、操作も違うので実際触ると別物ですが。
しかし、シマノが内蔵方式を採用しなかったことには訳があります。
それは変速タッチの悪化です。昔、SRAMが出る前の評判ですが、シマノとカンパの変速の違いは

シマノはするする、ぬるぬる
カンパはカチカチ、カシャン!カシャン!

という感じで、シマノはとにかくスムーズ(悪く言えば変速の感覚が分かりにくい)。逆にカンパはしっかりとシャキっとした変速(悪く言えば少し硬い)と言われてました。 
これの違いはワイヤーの摩擦の大きさの違いと、それによってディレイラーに入ってるスプリングの強さが変化するからです。
ワイヤーの摩擦が大きくなると、変速する際にワイヤーを開放するときに元の位置に戻すためには大きな力で引かないと元に戻ってくれません。元に戻すためにはディレイラーのスプリングの強さを強くしなければなりません。
 内蔵方式にするとアウターのRがきつくなるので摩擦が大きくなってしまいます。その為、現行のシマノのディレイラーに入ってるスプリングは前より強くなってます。
しかし、その結果として生まれたのはカンパっぽい変速タッチになりました。現行のシマノ(105以上のグレード)は少し硬いのです。
これが良いか悪いかは人それぞれなのですが、私はこれが良くないのです。
私は手が小さく、握力も少ないのでこの硬いタッチだと変速ミスをしてしまうことがあります(特にフロント)
初めて買ったロードは56の105だったので、それとの差が大きすぎて最初はものすごく戸惑いました。今でこそ少しは慣れましたがそれでも不満が残ってます。
この意見は結構あったようで、7800のDURA-ACEのユーザーは7900は使用せずに7800へ一部逆戻りしたりしたそうです。
シマノもそれを理解していたらしく、今度発売される9000のDURA-ACEではワイヤリングルートの見直しや進化したPTFEコーティングワイヤーを採用して、7800のようなスムーズな感覚を取り戻してるようです。

それを聞くやいなや、9000が欲しくなるのですがそう簡単にDURA-ACEなんて買えるものではありません。何よりせっかく頑張って7900を買ったのにっていう悔しい気持ちもあります。

そこで、最近思うのが9000のSTIだけ買って7900のSTIと交換して使用できないかということです。
この改造はミックスコンポといいます。違う種類のコンポーネントを混ぜて使うことです。
特にグレード違いとかじゃなくて、変速段数が違うものやメーカーが違うものを組み合わせて使うことを言います。
これはあまりしない方がいい改造の一つです。何が起きるかわからないし、メーカーの保証も当然ありません。うまく動かないのは当たり前で、最悪壊れてしまったりする可能性もあります。
なのでかなりメカニックの腕や知識がない限りやらないほうが良い改造です。
しかし、私は過去に何度もこれをやってます。ロードではやってないのですが、クロスバイクをドロップハンドル化してツーリングバイクを作る際にやってます。
なので、私の不満の原因になってる79のSTIを交換して改良された90にできないかと思ってるのです。
一番問題なのは変速段数の違いでしょう。9000は11s、7900は10sです。
なので変速を1段機能しないようにしなくてはなりません。これを私は変速を1段殺すと言ってます。
トップ側で1段殺すのか、ロー側で1段殺すのかはやってみないと分かりませんが
方法としては

・ロー側にはディレーラーのボルトを調整して振り幅を制限して、1段殺すのと
・トップ側でわざと1段引いた状態で、プーリーとトップギアが一直線に並ぶように調整する

方法が考えられます。(うまく伝わらないかもしれませんが、何を言ってるかわからない人は絶対にやらないでください)

一応、これでうまく動くかどうかは別にして10sでしかSTIは可動しなくなります。
またこの方法を使うと10sを9sにしたり9sを8sにしたりもできます。変速段数を増やすのは無理ですが減らすのはこの方法でいけると思います。
やってみたいのはやまやまなのですが、9000のSTIは44000円程度します。買ったとしてもうまくいくかどうかは分かりません…あまりにもリスキーです。お金が余ってる人か、自転車屋さんのお遊びでしかできません。
そのうち誰かがやってしまいそうですからその人の報告が上がってくるのを待ちましょう。
と言うかシマノさんは9000のワイヤリングを採用した改良版の79STIを出すべきです。そのうち出るかもしれませんが情報は無いですから期待せずに待ちましょう。では、今日はここまで。

2012年11月23日金曜日

CBN投稿 自作 ケーブルガイドフェンダー 

また投稿しました。

自作 ケーブルガイドフェンダー (BB裏ワイヤーの泥除け)

ここでもちゃんと書いてなかったのですが、こんな改造をしてみました(詳細はレビューで)
BB裏って常に汚れにさらされます。特に私のようなケーブルガイドがむき出しだと尚更です。
最近のカーボンフレームだと心配ないのですが、アルミバイクや、廉価グレードのカーボンバイク、クロモリなどはまだむき出しだと思います。電動化してしまえば関係ないですけど。

個人的にここってかなり重要な部分だと思いますが、意外と手が加えられてないんですよね。
シマノも、ワイヤーの加工には熱心ですが、ここの改良はさっぱりです。フリクションを減らすにはかなり重要だと思うのですが・・・
前述の通り、カーボンバイクだとワイヤー内蔵になってたりしますし、電動コンポもありますからあまり積極的に開発する理由が薄いのでしょうか?意外とこのタイプのバイクを使ってる人は多いはずなんですが。
特に2台持ってる方で、一台はカーボンロードでも、通勤用にアルミやクロモリ、またはクロスバイクを持ってる方は多いはずです。
それらの2台目はこのタイプが多いはずです。是非検討していただきたいです。
最近はクロスバイク向けのコンポーネントなどもありますからそのラインナップに入れても良いと思います。
もし、それが無理ならパーツメーカーに是非とも作ってもらいたいです。
knogなんかが、シリコンで作ってくれると手軽に装着できそうで良いと思います。
量産も簡単ですし、形が多少合わなくても問題ありません。
シリコンゴムでの自作は流石にハードルが高いので無理ですが、他の柔軟な素材ならできるかな?
まだ完璧ではないので、使いながらもうちょっと改良してみようと思います。
では、今日はここまで。

2012年11月22日木曜日

勝手な主観の気温別ウェア選択

最近はかなり寒くなってきましたね。私の住んでる島根の山間部はそろそろ雪が降りそうです。
さて、そんな寒くなってきてますがどのようなウェアを選択してるでしょう?
人によってどれくらいの寒さまで耐えれるかは違うので一概には言えません。
私の友人で気温2度の峠を半袖レーサージャージ+レーパンで下ってきた奴もいましたから…(流石に下った後に着込んでましたけど、下る前どころかこの気温なら上る前にに着ますよね普通)

なので、私の主観ですがざっくり気温ごとの服装を書きます。

・18℃以上 半袖ジャージ+レーパン+ハーフグローブ (個人の判断で速乾性アンダー)

・16~18℃ 半袖ジャージ+レーパン+アンダーウェア+ハーフグローブ (強度高めで走る場合)
        半袖ジャージ 長袖アンダーウェア+レーパン+フルフィンガーグローブ (普通の強度で走る場合、下り、寒い場合ではウィンドブレーカーなどを併用)

・11~15℃ 半袖ジャージ+冬用長袖アンダーウェア+ネックウォーマー+レーパン+ハイソックス+フルフィンガーグローブ (寒い場合はや下りではウィンドブレーカー等を併用)

・10~6℃ 長袖ジャージ+半袖ジャージ+長袖冬用アンダーウェア+ネックウォーマー+ロングタイツ+冬用フルフィンガー (寒い場合はや下りではウィンドブレーカー等を併用)

・5~2℃ ウィンドブレーカーorレインウェア+冬用長袖ジャージ+半袖ジャージ+長袖冬用アンダーウェア+ネックウォーマー+冬用ロングタイツ+冬用フルフィンガー+シューズカバー

といった感じです。基本的にどんどん着込んで、状況に応じてアンダーを選んでます。こうすることで暑い場合は上に着てるもの脱いだりすることで対応できます。
特に便利なのは冬用のアンダーウェア。厚手で少し裏が起毛してるようなやつです。これと半袖ジャージの組み合わせだと11~17℃くらいの対応ができます。
上には書いてませんが、11~15℃の服装で新聞紙や茶封筒などを利用すれば一時的に寒さを凌ぐことができますので、下りも安心です。なのでこの服装を用意すると便利。
それ以下は基本的に着込んでいくことになりますが、長袖ジャージはぶっちゃけなくてもOKです。重要なのはウィンドブレーカーorレインウェアです。
これを上に着ると非常に高い防風性を発揮します。自転車の防寒で一番大事なのは防風です。裏に起毛とかの加工は、一番外側に着るウェアとしてはあまり重要ではありません。下に既にジャージやアンダーを着てるのでそれが、空気の層を作ってくれます。なので、その空気の層をしっかり動かさないようにする防風性が重要です。
防風という点で見るとレインウェアは非常に優秀で、雨を防ぐために隙間がしっかり塞がれてて、布地も水を通さないので、当然空気も通しません。
私はウィンドブレーカーは殆ど使用しません。レインウェアで代用してます。そうすることで荷物を減らすこともできますから。
レインウェアは高いもの(ゴアテックスのやつとか)と安いやつで品質に雲泥の差がありますが、私は4~6000円程度のものを使ってます。ぶっちゃけ、通気性の悪さを我慢できるかどうかって部分もありますし、なにより転んだ時に破る可能性が高いのであまりにも高いものは怖くて使えません。
安いものでも下に着るウェア(特に速乾性の長袖アンダーウェアが重要)をうまく選んで、レインウェアと肌の間に隙間を作り(密着させるのはアウト)、袖や首周りから適度に空気を入れることで中の空気を循環させることができてそれなりに快適です。もっともゴアテックスには敵わないですけど、これでも私は十分です。
また、極寒期に重要なのはグローブとシューズカバー。この二つはかなり重要です。グローブは結構騙されることが多くて、例えばホームセンターで売ってる安いスキーグローブみたいなやつは確かに普通に付けてたらあったかいのですが、防風性が低くて自転車に乗ると超冷たいことなどがあります。もちろん、ホームセンターのモノでも良いものはあります。私も現在はホームセンターのグローブを使ってます。ですが選ぶときは慎重に。
そして、もう一つのシューズカバーもかなり重要。こんなふうに安く作ることもできますが↓
 http://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=4510&forum=61#forumpost15869
が、最近では2000円程度でもそれなりのものがあるようです
http://www.cb-asahi.co.jp/item/91/41/item100000014191.html

日本だと相変わらず高いですがWiggleだと、他のブランドでも2000円程度でいいものがゴロゴロしてますからそういった物を買ったほうが良いかもしれません。自作シューズカバーはサイズが合うかどうかが問題ですし、機能と価格は良いんですけどね。

こんな感じで、私はウェアを選んでます。参考になれば幸いです。では、今日はここまで。

2012年11月20日火曜日

CBN投稿 CBNレビューのすすめ

バンテリン サポーター ひざ専用 小さめサイズ

ORTLIEB サドルバッグL

の2つを投稿しました。
バンテリンのサポーターはここでもちゃんと書いてませんでしたので、ぜひ読んでみてください。

自転車に乗るときに使うサポーターとしてはダメでしたが、普段使うサポーターとしては十分で、安価ですのでオススメです。ただし人によってはレビューのように多少加工が必要かもしれません。

さて、今日はCBN サイクルベース名無し http://cbnanashi.net/cycle/
について書きましょう。

もはや説明不要なくらい有名なサイトですが一応説明。
サイクルベース名無し(以下CBN)は自転車投稿レビューサイトです。
同名のサイトがあるのですがこちらはcbnanashi.netで、レビュー投稿サイトになっています。
一方、cbnanashi.comの方は2ちゃんねるでのレビュー投稿のまとめサイトになってます。
CBNの方では独自の運営をしていて様々なイベントや、交流フォーラムもあり、レビューだけでなく様々な情報を得ることもできます。
毎日レビューは投稿されてますが、読んでるだけ(所謂ROM)の方が多いと思います。
しかし、CBNを活用するならぜひレビューを書くべきです。
レビューを書くことで、今使ってるパーツについてしっかりと見ることができるので良し悪しの判断や、自分の感覚が他人とどう違うのか考えることができます。
特に他人との違いは結構重要で、そこから自分の好みなどを推測できますから次はどんなパーツやフレームを買えばいいのか計画を立てるときに非常に役立ちます。

しかしそれだけでは・・・という人もいるでしょうがCBNにはもっとイイ事があります。
単にレビューをして活用するだけではなく良いレビューを書けば時には商品がもらえます。
CBNでは月間賞や半期に一度のベストレビュワー賞があり、それに選ばれると10£~150£程度(1200~20000円程度)のWiggleの商品券がもらえたりします。
これはレビューを投稿すると、その商品がアフィリエイトで表示されて、ページを見た人がそこから購入するとサイトに収入が入り、その収入をレビュワーに還元するというシステムになってるからです。
なのでパーツを買って、レビューして、商品券もらって、またパーツ買って・・・
という夢のようなループも出来るかもしれません。

そんな魅力満載のCBN。あなたも投稿してみてはいかがでしょうか?レビューだけでなく分からないことがあればフォーラムで相談もできます。是非いらしてください。
では、今日はここまで。

懐かしい写真が出てきたので・・・ 北海道のすすめ

先日、CBNのプロフページに載せる写真を選ぶ際に過去の写真を見てたら懐かしくて涙が・・・

レースもいいんですが旅も良いんですよねぇ。最近は自転車乗りは増えてますが、テントを積んで野宿しながらツーリングする人は相変わらず少ないですね。こういった人種の人は自転車乗りとはまた別個のものなのかもしれません。私はどちらにも属してますけど。







で、この写真はどこだと思いますか?日本とは思えないような開けた大地、開放感!
これは夏の北海道です。
北海道は本当にオススメです。最初の方の写真は富良野周辺、最後の方は宗谷岬あたりですね。
北海道は本当に景色がいいです。単に景色がいいだけじゃなく、本土では絶対にないレベルで開けていてその開放感は北海道以外の日本では味わえないでしょう。
また、北海道は食べ物もむちゃくちゃ美味しいです。コンビニのおにぎりですら美味しい!
北海道にはセイコーマートというコンビニがありますが、そこにある筋子おにぎりは美味しい!
また、魚市場併設の食堂なんかもオススメです。私は小樽にある鱗友市場併設のお食事処のんのんというお店が大好きです。あそこの海鮮丼は本当に美味しくて行くたびに寄ってます。
それ以外でも道端で売ってるゆでとうもろこしも美味しいですし、札幌だったらスープカレーも、もちろんジンギスカンも!
食べ物だけではありません。食べ物だったら他の土地でも美味しいところはたくさんあるでしょう(まぁ北海道の場合はどこに行っても美味しいという特徴がありますが)
しかし、自転車でここまで旅がしやすいのは北海道だけでしょう。
まず、北海道にはライダーズハウスというものがあります。これは一泊無料~2000円くらいで泊まれる素泊まりの宿です。バイク向けに思われがちですが、自転車乗りもたくさん利用してます。宿に行くと他の自転車旅行者と一緒になることなんてザラです。そういった安価な宿があるので泊りがけの旅も安心。
また、自転車で行く場合のアクセスが楽なのも利点です。関西、近畿から行く場合は舞鶴や敦賀からフェリーを利用すると楽で、安くて、優雅に北海道にいけます。
フェリーは1万円程度で乗れて自転車も輪行バッグに詰めたりせずにそのまま乗り込めます。中には大浴場が無料であって到着まで20時間程度かかりますがゆったりしながら行けます。おつまみとビールを買ってゆったりと外を眺めながらクルーズ・・・最高です。また、ここでも旅人同士の交流もあって、現地の情報などを得ることもできます。
それ以外だと新幹線もしくは、飛行機ですが現在新幹線はまだ北海道まで届いてませんし、飛行機はお高いです。じっくり旅を楽しむためにも、ぜひ休みをしっかりとってフェリーで行くことをオススメします。

まだまだ、北海道の魅力はたくさんありますが、とても私では語ることはできません。一度行けば病みつきになると思います。来年の夏は北海道を満喫してはどうでしょうか?
では、今日はここまで。

2012年11月19日月曜日

オリジナルジャージ

昨日は更新サボってすみませんでした。
友人と飲みに行って帰ってきたらとても書ける状態ではなかったのでスマホから投稿したつもりだったのですがうまくいってなかったようで、下書きに残ってました。
今日は2つ書きます。
オリジナルジャージを作ろうかと考えてます。まだ予定の段階なので、デザインも何も決まってないのですが、これだけは決まってます。

『彼女募集中』ジャージを作ろう!


ということです。
えぇ、彼女欲しいんですよ。独り身は寂しいのですよ。友人の結婚式などに行って思い知ったわけですよ。
で、『彼女が欲しい !』とか『彼女募集中!』と言うのはそこまで難しくはありませんが、常にそれをアピールするのは至難の業。女の子と会うたびにそんな事言ってたら相手もアレだし、こっちも面倒です。
かと言って、何もしないでいるのはもっとダメなわけです。彼女欲しいならまず行動しろよ!とよく言われるものです。
ならせめて、ズレてるかもしれないが『彼女募集中』ジャージ作ってしっかりアピールしようと思ったわけです。
ついでに『彼女募集中』ジャージなら、自転車に乗ってる時に主に着ることになります。これは結構重要なことです。
私のような人種の人間はもう、自転車から自分を切り離すことができません。なので、もしお付き合いするなら、一緒に自転車乗らなくても良いから、せめて自転車に乗ることを認めてくれる人を探したいわけです。
なので、『彼女募集中』ジャージを着ると、単に彼女募集中とアピールするだけでなく同時に自分が自転車乗りであることもアピールできます。
女の子に彼女募集中であることと、自転車乗りであることをアピールする手間が省けます。
ついでに話下手な人でも、ノリの良い女の子ならそのジャージをネタにして話しかけてくれるかもしれませんよ?

と、勝手に都合のいい事ばかり想像しちゃってますが作ってみようと計画中です。
ただ、オーダーするにしてもある程度の数がないとオーダーも難しいかもしれませんし、デザインを考えるセンスも私には無いです。更にはジャージオーダーなんてしたことありません。
ネットで募集をかけても良いかもしれませんが、そういう事やったことないので何とも・・・
障害が多いですがあれこれ調べていこうと思います。 では、次の記事で。

ちょっと引くくらい拘わってるらしいホイール

今日もTwitterを見てたら野辺山CXに出場した、flareさんが興味深いtweetをしていました。



flareさんは、去年の野辺山CXのSS部門にスクール水着を着て出場した方で、Twitterの自転車クラスタでは大変有名人です。今年もスクール水着で走りましたが、ネタだけでなく走りもガチで、関西CXプロローグではSS部門で優勝した、大変訓練された変態です。
ついでに自転車も5台くらい持っててその殆どがチタンバイクだったりする人です。私なんかは敵いません。メイド服の件もflareさんに去年のCBN下半期ベストレビュアー大賞で惜しくも負けたので、悔しくて対抗した部分もありますが、私は前回の挑戦ではリタイアに終わってしまってます。flareさんは、ネタだけでなくきっちり走って結果も残してます。(またロングライドの方面でも東京~大阪キャノンボールを完走されてます)その姿は私にとってのある種の目標でリスペクトの対象になってます。

と、話題が逸れました。本題はflareさんじゃなくて、ホイールの話題です。
で、今年の野辺山CXにも出場したそうですがなんとレース中にホイールを破損してしまったそうです。 で、急遽このブログでも度々書いてる有名手組みホイールショップのPAXCYCLEさんからホイールを貸していただいたそうです。
私もここではホイールを買おうと思ってるので大変貴重な情報です。何より、商売的なあれこれがないアマチュアの声で、しかもしっかり走ってて、経験も知識も深い方の情報ですから見逃すわけには行きません。
で、その感想が上のtweetのようです。
パッと見ではわからないところもまでしっかり拘わってるようです。
PAXさんはオリジナルのハブやリムも用意してるようですが、どうやらそれに合わせてリムなども作られてるようです。
となるとこれは何を意味をするのか?ハブやリムを自前で用意し、構成に応じで加工がなされてるホイール・・・それってつまり完組ホイールのことでは?

手組みホイールの利点としては、リムやハブ、スポークを用途や個人に合わせて選択でき、スポークテンションなども選べるので自分にぴったりのホイールを作ることができるといことです。
しかし、弱点としては、既存のものを組み合わせて作るので完組ホイールのように専用設計のリムやハブを使うわけにいかず、構成によっては悪影響が出てしまうこともあります。

しかし、PAXさんは自前のリムやハブを用意して加工することでその弱点をクリアしてるようです。
そうなるとこれはすごいです。弱点が消えてしまい言いことしか残ってません。
更には、PAXでは自分でパーツを選んでオーダーするのではなく、
どのような体格か?
どのような用途で使いたいか?
どのくらいの体力があるのか?
どのくらいの耐久性が欲しいか?
などを伝えて、プロの知識で判断してもらい構成を決めてオーダーすることができます。(もちろん普通にオーダーもできます)
なので、言ってしまえば自分にぴったりの、自分のために作られた完組ホイールが手に入ってしまうのです。
メジャーメーカーでは絶対に無理な話です。作ってもらいたかったらランスみたいな伝説級の選手になるしかありません(笑)
前々から欲しかったのですが、今回の情報で更に欲望が高くなりました。そんなホイールが12万円なんて安すぎる・・・来年の大山TTに使うためにもしっかり貯金しないといけません。
では、今日はここまで。

2012年11月17日土曜日

グリスは混ぜてはいけない 

先日、愛用グリスの記事を書きました
http://sujigane.blogspot.jp/2012/11/blog-post_132.html
がそこで重要なことを書き忘れてました。
グリスは混ぜると性能が著しく下がってしまう事があるということです。
詳しい仕組みまでは知らないのですが、どうやらそのようで、グリスを使用する場合は前に残ってたグリスをしっかり取り除いて新しいものを入れないといけません。特に種類が変わるときは上記の理由で尚更です。
ハブなんかは高速回転部ですから特に気をつけてください。また、ネジ山に使う場合も性能が下がってるとかじりを防ぐことができなかったりする可能性もあります。
ワイヤーとかならまぁ大丈夫だと思いますが・・・
で、もう一つ書き忘れてました。前にケミカルの話を書いてたかもしれませんが私が持ってないグリスにシリコーングリスというのがあります。本当はもっと他にもありますがそれらは用はないと思うので書きません。シリコーングリスは使う機会がある場合があるので書きます。

シリコーングリスは基本的な性能は他と対して変わりませんが、他のグリスと違ってゴムやプラスチックを侵さないという特徴があります。
これは結構重要です。グリスの役割には潤滑は当然ですが、その粘性を利用して防水シールの役割を持たせて使用することがあります。
これは自転車ではベアリング部分全般です。グリスを詰めることで、ベアリングシールでは塞ぎきれない隙間や、ベアリング外の微妙な隙間など、内部への水の浸入を防いでます。
で、このベアリングシールなどにはゴムシールなどの樹脂のシールがよく使われてます。
なので心配な場合は、このシリコーングリスを使用したほうが良いのです。
また、シマノのブレーキやシフトワイヤーのアウターには標準でシリコーングリスが封入されてます。グリスを混ぜるのは宜しくないですから、組むときにワイヤーに塗るのもできればシリコーングリスにした方が良いのです。

ですが、前回の記事で書きませんでした。持ってませんから。
一応上に、必要な条項を書きましたが今のところ樹脂が侵されたり、ワイヤーで問題があったことはありません。なんの保証にもなりませんけどね。
でも、シマノのデュラグリスはカルシウムグリスらしく、これ以外にわざわざシリコーングリスなどを用意はしてません。
これを公式に売ってるくらいですからそんなに心配することはないということでしょう。なのでよっぽどこだわりがなければ必要ないと思います。
なによりこのグリス、とっても高いんです。詳しくは調べてもらうとわかるのですが他のグリスに比べてべらぼうに高いです。値段がちょっと高いくらいなら買っといても良いかな?って思うのですがこの差は・・・
ただ、スプレー缶に入ったタイプにシリコーングリスは比較的安価ですからどうしても欲しい場合はそれを買うといいでしょう。

これ以外にもグリスはいっぱいあります。(アルミとか、有機モリブデンとか、テフロンとか・・・)
が、どれか一つでも買うと当分必要ないくらいの量が一気に手に入るので買い集めてると大量に余ってしまい。いざ使おうとしたときにグリスが劣化してる可能性もあります。なので、買う時は注意してください。大量かつ色々なところに使うリチウムくらいは400gジャバラで買ってもいいかもしれませんけど・・・
では、今日はここまで

P.S 明日、エヴァを見に行ける人が羨ましいです…

2012年11月16日金曜日

手組みホイールレビュー投稿 餅は餅屋、ホイールはホイール屋

[手組み] KINLIN XR-19W 32H 46系Tiagra  DT Champion 1.8mm  - ロードホイール - サイクルベース名無し:自転車レビューサイト

ようやくレビュー投稿しました(汗)
ここでも何回か書いてましたが、それから乗り込んでどうなったのか。
現状での評価を書きました。良いホイールなことは間違いではありません。
が、レビューでも書いたとおり私の組む腕じゃプロには敵いません。
餅は餅屋、ホイールはホイール屋(ホイールビルダー)に頼むべきです。
今は完組主流の時代ですから、ちゃんと使うホイールを作るなら、よっぽど腕に自信がない限りはホイールビルダーさんに頼むか、素直に完組買ったほうが良いと思います。
さて、ホイールビルダーさんはどこに頼むべきでしょう?
ホイールが組める、店の工賃表にホイール組の値段が載ってるから大丈夫!って思うのはやめましょう。自転車屋さんなら整備士の資格を取る時にホイール組ができないと取れません。
そのホイール組というのもママチャリのホイールが組めればOKで、更に時間制限有りで組むので精度はある程度いい加減でも大丈夫。なのでその人たちがしっかりした精度のホイールを組めるかというと…しかもホイールを組むなんてよっぽど売りに出してない限りあまり機会があるものではありませんから経験値も少ないはずです。
そうなると意外と身の回りでは頼める場所がないかもしれません。ですが、今はインターネットがあります。送料はかかりますが、ビルダーさんにお願いしてパーツを送って組んでもらうこともできますし、ビルダーさんのところでパーツを注文してそのまま組んでもらうこともできます。
個人的に信頼してるビルダーさんはサイクルショップ タキザワさんとPAX CYCLEさんです。
タキザワさんは弟のホイールで組んでもらって、その完成度に驚きました。なによりパーツをそこで購入すれば工賃はタダになるのも魅力。ラインナップはちょっと少ないですけど。
PAXさんはまだ購入はしてませんが、オリジナルホイールも非常に充実してて、年間300本以上(今年は既に400本を超えてるとか)のホイールを組んでる本物のビルダーさんです。
それ以外だとガソリンアレイというショップが非常に有名で、ここが日本一だと聞いたこともあります。ここもお願いしてみたいですが予算がありません(泣)

そうやって考えるとしっかり使う手組みホイールを買うときに一番重要なのは、パーツ選びや構成ではなく誰に組んでもらうかかもしれません。
良いショップはここ以外にもあるはずです。色々評判をしらべて判断してください。では、今日はここまで。

2012年11月15日木曜日

2本締シートクランプ 軽いものを使うために重いパーツをつける本末転倒

2本締シートクランプが欲しくなってきてます。
今のシートクランプはKCNCのロードプロというものを使ってます。
 KCNC シートポストクランプ ロードプロ
これに不満はないのですが、私の使ってるシートポストは3TのDoric Ltdというもので↓

 締め付けトルクが非常にシビアで、家で調節するときはトルクレンチを使うので問題ないのですが外に出てる時にポジション調整するために締め直しするときにいつもヒヤヒヤしてます。
なのでポジション調節するのに要らぬ心配がかからないように2本締のシートクランプに変更しようと思います。普通は
超軽量パーツを使うために重いパーツをつけるという本末転倒な状態
ですが 私の場合このDoric Ltdを使ってるのは軽量さを求めたのではなく、
ポジションを出すためにゼロオフセットのカーボンシートポストが必要で、その時にたまたまCBNで譲ってくださる方がいたので使ってるだけです。
なので多少重くなろうが気にしません。そんなことより安心して締めて、固定できる方が重要です。

で、どの2本締シートクランプを使うかです。
ぱっと調べるとGDR、Felt、KCNCが出してるっぽいです。GDRとFeltは同じものっぽいです。
Feltのものは来年移籍ですが、今年までアルゴスシマノで走ってた土井幸広選手も使用してました。まぁ特にこだわりがあるわけじゃなくて、スポンサーが標準でつけてきたものでこだわるものじゃないからそのまま使ってるだけでしょうけど・・・
GDRのやつでも良いんですが、ここま今までと同じKCNCにしたいと思います。
だってKCNCはアルミの塊からCNCで削り出して、アルマイト処理をしてあるパーツで、性能だけでなく見てて幸せになれる美しいパーツです。選ばないわけに行きません。ちなみにこれです↓

KCNC SC13 ツインクランプ
KCNCのレッドアルマイトのパーツをここ以外にもヘッドキャップとか、プーリーに使ってますからそこに合わせます。ブラックも中々カッコイイので迷ってしまいますがここはレッドで。
これすごいのは上のリング部分にゴムリングがついてて中に水が侵入しないように工夫されてるんですよね。こう言う地味な努力が素敵です。KCNCはその切削やアルマイトの美しさで目を惹きますが、こういった見えないところの努力もしっかりしてるんです。
これ以外にも例えばプーリーなんかは微妙に左右に遊びがある構造にしてて変速性能の低下を防いでいたり、13Tのちょっと大きいプーリー出しててフリクション低下を狙ってたりしてます。
お値段はワーサイで3402円ちょっと高いですけど、他には代えられませんのでしょうがないです。
今月はメガネの件で出費が大きいので見送りですが、来月あたりに買おうかと思います。
最近モノ買う予定を立てるとその後に突然の出費で予定が頓挫したりしますがなりませんように・・・
では、今日はここまで。

2012年11月13日火曜日

愛用のグリス

今日はグリスの話題。
ネジにベアリングに、また水が侵入して欲しくないところへの防水にと大活躍なグリスです。
いろいろな種類がありますが私はホームセンターに売ってるAZのグリスを使ってます。
今日はそれらの記事です。

私が持ってるグリスは
・AZ リチウムグリス
・AZ 二硫化モリブデングリス
・AZ シャーシグリス(カルシウムグリス)
・SOFT99 グリーススプレー(リチウムグリス)
です。それぞれちょっとずつ違います。

まず、リチウムグリスですがこれは万能グリスです。ネジやベアリングなど色々な場所に使えます。取りあえずこれ1本でもなんとかなります。ちょう度2(グリスの硬さ)です。DURA-ACEのグリスより柔らかめですが問題は無いです。値段も恐ろしく安いです。
私はこれを上の写真右の小さなオイラーの容器に移して使ってます。

二硫化モリブデングリスは、二硫化モリブデンという添加物が追加されたグリスで極圧性が高いので、焼き付き(かじり)を起こしやすいチタンネジを締めるときに使ってます。チタンネジは専用のグリスを使うのが好ましいのですが、専用のグリスは高く、入手性も悪いです。特にカッパーペーストのグリスが良いらしいのですが高いです。で、これらはどれもかじりを防ぐために極圧性を高めたりしてるのですが、二硫化モリブデングリスも同じです。今まで使って問題は起きてませんので、自転車で使うならこれで十分だと思います。

シャーシグリスは一応、持ってるだけであんまり使ってません。このグリスは他と違ってちょう度が1と他より柔らかくなってます。なので、一時期フリーハブに使うグリスとして使用してました。フリーハブには柔らかいグリスの方が良いそうです。ですが・・・問題はなかったんですけど、良くもなくてリチウムグリス突っ込んだ時と変わりなかったので、それならちょう度が高くなるけど使用温度範囲が広くて、多分硬さがあるから耐久性も上なはずのリチウムを結局使ってます。こっちでも問題無いです。
まぁ一応、ちょう度が低いということで決戦用にレース前に突っ込むグリスとして使おうかと思ってます。でも400gのジャバラで買ったからいつ使い終わるんだろう・・・

で、最後はグリーススプレー。これは結構活躍してます。AZのものもあるのですが、SOFT99のものを多用してます。なぜかというと写真を見てもらうとわかるのですが、これは先の非常に細い金属のノズルがついてます。なので狭い隙間のグリスアップに非常に便利なんです。アウターにグリスを入れるときなんかこれが楽です。
また先日のBBのグリスアップの時も大活躍しました。これは溶剤でグリスが溶かされてるので、シールドベアリングを掃除したあとにこれをまず注して、溶けて柔らかくなったグリスがボールとリテーナーの中にしっかり染み込むように動かしてます。それから普通のリチウムグリスを使うことで小さな隙間にもグリスを行き渡らせることができます。あえて普通のグリスを突っ込んで後から注して溶剤で普通のグリスを溶かして行き渡らせるということも考えましたが、流石にそこまで溶けません。まぁどっちが先でも大差はないのでお好きな方を。
注意点として、溶剤でグリスが溶かされてますから、 その溶剤がゴムシールなどを侵す恐れがあるので使用するときは気をつけてください。

ぶっちゃけ大体リチウムグリスでなんとかなりますwお値段も安いのでひとつ買っておくと良いでしょう。ただし400gジャバラは買わない方がいいです。よくメンテする私でもいつになったら使い切るのかわかりませんw では、今日はここまで。

メガネ買い替え 自転車乗りにおすすめのメガネ

今日のお昼頃、メガネのレンズが汚れてことに気がついてメガネ拭きで拭こうとすると・・・
 ポロリ・・・とテンプル端のヒンジ部分が折れてしまいました。
 ここがヒンジの角度を決め、曲がりを固定する役割をしていたのでこんな感じでテンプルが外側に開いてしまいます。
このメガネは去年事故をしてた時もかけてたメガネで、背骨が折れて、ヘルメットが割れて、DEROSAのアルミフレームがへし折れても壊れなかったメガネですが、幸運にも大丈夫だっただけなので仕方がないかもしれません。
使用3年です。しょうがないかな。
スペアメガネを持ってなく、明日も仕事なので急遽メガネを作りに行きました。
買いに行ったお店は眼鏡市場です。
メガネショップに関してはいろいろ情報があり、いろいろ言われてますが重要なのはモノがいいかどうかの一点。売ってるものが良くても、売ってる店舗の店員の質とかも大事です。
なのでどこどこのメガネはダメだとかいう情報は信用してません。どこの店舗の店員の対応がどうだったかは大事だと思いますが。
後、もっと信頼してないのは韓国産だからダメだとか、中国産だからダメだとかそういうやつです。もちろん良し悪しはあると思いますが、日本産だから無条件に信頼すると痛い目合います。日本より海外の方が優れてるものなんてたくさんあります。
日本を信頼してないわけじゃないですが、日本産であたかも高品質だと謳ってるのに実際は海外産と対して変わらなかったり、案外低かったりして無駄に高いものを見るとすごく残念というか、うわぁ・・・ってなります。自転車を趣味にしてるとそういう事は結構ありますから、どこ産かというのはあまり気にしません。
更に言うと、私の場合はロードバイクに乗ってるわけですからメガネが壊れる可能性がほかの人より高いので安心してぶっ壊せるというのもかなり重要です。

ちょっと話が逸れました。で、今日買いに行ったのは出雲市にある眼鏡市場です。個人的に眼鏡市場にはなんの感情もありませんが、前使ってたメガネも眼鏡市場で作ってもらい不満はなかったので同じところで買いました。
取りあえず、この店舗は問題ないと思います。丁寧に接客してもらいましたし、メガネもできてポンと渡すのではなく20分くらいかけていろいろ調整してもらいしっかりフィットできるようにしてもらいました。昔はもうちょっと適当だった気がするのですが、今は改善したのか丁寧でした。
更には壊れたメガネも持っていったのですが、修理できないか問い合わせてもらうとずいぶん前のフレームですがちゃんと取り寄せてもらえるらしいのでフレームだけ購入してレンズを移植してもらうことにしました。最低価格ラインのお店ではないですが、正直対応してもらえるとは思ってなかったのですがしっかり対応してもらえました。ここ以外の店舗ではどうかわかりません、店員によって違う可能性がありますが、取りあえずここは良いみたいです。
 島根にお住みのかたでメガネを作る予定があれば良いかもしれません。

で、ようやく本題です。自転車乗りにおすすめのメガネの選び方です。
メガネはたくさん種類があります。よっぽど有名ブランドのものでないと同じフレームを探すのは結構大変だと思います。また、個人の好みもあります。
が、自転車乗りがメガネを買う時はいろいろ気をつけたほうが良い事があります。今日はそれを書きます。
自転車乗りがメガネを買うときに気をつけることは

・テンプルがストレートのものを避ける
・レンズの淵のフレームが太い、セル系フレームを避ける
・少し前かがみになって上目遣いになった時に視界が狭くならないモノにする
・ノーズパッドが調節できるものにする

です。一つ一つ理由も書いていきます。
・テンプルがストレートのものを避ける
 これは自転車に乗ったときメガネがずり落ちないようにするためです。テンプルがストレートのメガネとはこんなやつです。

イメージ
確かにサングラスみたいでカッコイイので選びたいのはわかるんですけど、このタイプでロードバイクに乗るとズレてきて大変です。ラバーグリップ加工がしてあっても髪が邪魔して効果が微妙だったりします。後付けで耳かけを付けれるシリコングリップ等もありますが、しっかり曲がったものに比べるとやはり劣ります。
 
ぜひこんな感じにしっかり曲がったものを選んでください。

・レンズの淵のフレームが太い、セル系フレームを避ける 
・少し前かがみになって上目遣いになった時に視界が狭くならないモノにする
この2点はどちらも同じことなのでまとめて説明します。
所謂、最近流行りで主流のセルフレーム。カラーも選べておしゃれですよね。
こんなやつ
FFT-001 PU
でも、自転車に乗る場合は止めた方がいいです。
理由は簡単です。かければわかるのですが、この手のメガネはその太いレンズ縁のフレームが視界を邪魔してしまい、視界が狭くなるからです。特にロードバイクでは前傾姿勢で上目遣いをして走るので顕著です。この手のフレームを使うと視界の上の方にぼやけた黒い縁が入ってしまいます。結構これはストレスです。そうじゃないフレームを使うとその快適さに驚きますよ。昔、セルフレームから変えた時はびっくりでした。
なのでできるだけ、縁は細いものを選ぶといいです。
 FFT-011 BLU
 
特に視界を気にする場合は淵がハーフになってるこんな感じの奴がお勧めです。下側は縁がないですし。
下のようなメタル系のフレームだと特に細くなるのでこっちを強くお勧めです。

・ノーズパッドが調節できるものにする
これもかなり重要。セル系のフレームだとノーズパットがフレームと一体で固定になってて顔に合わせられなかったりします。こんなやつです。




赤いところに注目してください。ここがフレームと一体になってて調節できません。
よっぽど相性が良くないと、ズレやすくなってしまいます。なのでこのような

ノーズパッドの付け根が金属で出来て曲げて調節ができるものを選んでください。これだとしっかりフィットさせることができます。

で、これらの条件を満たせば後は個人の好みで選べばいいと思います。
で、今回買ったメガネフレームはこの条件を全て満たしてくれました。
 
これです。ハーフでレンズ縁はメタルで視界を妨げず、ノーズパッド調節可能で、テンプルもしっかり曲がってる。更にテンプルには何故かカーボン柄がプリントされてて自転車乗りの心をくすぐります。これはさっきから参考画像に使ってたものです。
http://www.meganeichiba.jp/brand/batman/
これのDK05というモデルです。かなりいい感じです。テンプルは曲がってるだけでなく、スポーツサングラスのように頭の後ろに回り込むようなカーブもしてるし、弾性があるのでフィット感もいいです。重量もメタルとは言え、線が細いのでそんなに重たくないです。 かなり理想的なフレームです。
お店で並んでたときは、まずカーボン柄に惹かれておっ!ってなってかけてみたらすごくいい感じで、その後もいろいろ見ましたがこれを越えるものはありませんでした。
前述の通り、店員さんにしっかりフィッティングもしてもらえたのでとっても満足です。
フィッティングはテンプルのアールを頭や耳に合わせるために曲げてもらいました。熱可逆性の素材で出来てるらしく、専用の機械で温めて曲げてました。まず、素の状態でかけた後、店員さんにメガネを触ってもらってグラつきを調べたり、後ろに回って髪を持ち上げて耳の後ろの状態を確認してもらったりしました。で、一回調整してもらって、もう一度かけてからも同じように確認してもらい再調整を更にしました。
こういう場合は1回調整して、掛けてみて

店員「どんな感じですか?」
私「あ、はい。良さそうです・・・」(本当は良くわからないんだけど、グラつきはしないしこれでいいか・・・)

って感じになるのが普通だと思ったのですが、いきなり感想を聞いたりせず、

店員「失礼します。状態を確認させていただきます」
と言われて。あれこれチェックしてもらえました。
今まで感覚でどうせ、掛けてどうですか?と聞かれて終わりだろうと思ってたのですがびっくりでした。今まで5本くらいメガネを作りましたがここまで丁寧にしてもらったのは初めてです。前、このお店に来た時もここまではしてくれなかったと思いますが、サービスの改善に取り組んだのでしょうか?非常に好感を持てました。
そしてノーズパッドも続けて調整。今までのメガネではズレ止めを使ってましたが、これだと必要そうにありません。
ものも良く、フィッティングもしっかりしてもらえたので、これより安い眼鏡屋さんはいくらでもありますが損した気にはなりません。
眼鏡市場だから他の店でも同じようにしてもらえるか分かりませんが、今回ここで作って良かったと思います。メガネをかけてるサイクリストの方は検討してみてはいかかでしょうか?
今日はもう一つ記事書きます。では、次の記事で。

SCOTTのバイク

今日は仕事が終わってから弟と妹と三人で買い物に出かけました。弟が部活で使うものの買い出し、妹は服などを買ったりするために行きました。
行った先は米子市日吉津のイオンです。ここは山陰で一番大きいイオンで、取りあえずここに行けば大体用事が済むのでよく行きます。
ここにはスポーツオーソリティも入ってて、自転車も多少置いてあるので見てきました。スポーツオーソリティはGIANTとMERIDA、LOUIS GARNEAU、SCOTTが置いてありました。前の3ブランドは昔から安価な自転車をリリースしてましたが、SCOTTが置いてあるのはちょっと驚きでした。
SCOTTは私にとって憧れのブランドの一つです。欲しいとか乗りたいわけじゃないのですが、SCOTTは私が知った時にはカヴェンディッシュがHTCコロンビア時代に乗っててそりゃもう勝ちまくりでしたし、それ以外にも超軽量バイクとして名を馳せたADDICTとすごく輝いてて私にとっては高級ブランドで手が届くものではありませんでした。
でも、それが今では7万円くらいの安いロードバイクも作ってたりするんですね。また、カラーリングもスコットはあの黒と黄色のカラーが映えるカッコイイものばかりだと思ってたのですがすごくポップなカラーリングのものもありました。ライトグリーンの女性が乗ってるとすごく似合いそうなカラーでした。でもそれは多分SCOTTが作ってるんじゃないんですよね。よく知らないんですけど、多分MERIDAのOEMかな?
やっぱり不況の影響もあると思うのですが、それだけでなく自転車が徐々に広まって多くの人が乗るようになったので、その人たちのニーズに合わせた結果こうなったのもあると思います。だから必ずしも悪いというわけじゃないと思います。
まぁ個人的には憧れのブランドなのでずっとピュアレーシングバイクを作ってて欲しかったという身勝手な願望もありますがブランドがなくなってしまうより遥かにマシです。
今、SCOTTが身近なところにあるのは良い事かもしれません。弱虫ペダルの今泉君が乗ってますし、それに憧れて買っちゃう人がいそうですから。もっとも原作では・・・これはネタバレなので止めときます。
そういうこと考えると、スポーツ量販店はもっとうまい営業できないのでしょうか?弱虫ペダルとのタイアップをやって、登場キャラクターたちの乗ってるバイクをセールすると結構良いと思うのですが…(個人的には今更ながらシャカリキのタイアップもあると嬉しい)
憧れというものは恐ろしく、人間の判断力を麻痺させるのに決断を促す効果があります。
きっところっとやられて買う人いると思いますからどうでしょうか?
では、今日はここまで。

2012年11月12日月曜日

フレームの素材



今日はちょっとフレームの素材の話です。
フレームの素材はたくさんあります。もはや絶滅レベルというか古いものもあげると

・ハイテンション鋼
・クロームモリブデン鋼
・アルミニウム
・スカンジウム
・チタニウム
・マグネシウム
・カーボンファイバー
・竹
・木材

他にもあるかもしれません。ぱっと思いついたのはこれくらいです。
クロモリ、アルミ、チタン、カーボン以外のものはまずお目にかかることは難しいですね。
売ってるメーカーもかなり限られますし。スカンジウムは多少あるとは思いますが、それでも希少です。
ハイテンション鋼はあまり聞かないでしょう。だってこれは今、ママチャリに使われてる素材ですから。でも、前にレースに出た時にあった人は昔はクロモリはプロが使う素材で、アマチュアはみんなハイテンション鋼のロードバイクに乗ってたと言ってました。
その方はしばらくブランクがあって自転車に戻ってきたそうですが、その時の安物アルミロードの性能の高さに驚愕したそうです。それくらい進化してるんですね。
で、殆どのこれらの素材を使ったフレームって単一素材で出来てます。
一部のフレームでアルミ×カーボン、クロモリ×カーボン、チタン×カーボン等のカーボンと組み合わせたハイブリッドフレームがあります。以前はピナレロのPARISがハイブリッドだったそうでかなり流行ったようですが、今は下火になってます。
ですが、複数の素材でできたフレームって名作と呼ばれるフレームが多い気がします。
ピナレロのParis、GIANTのTCR ALLIANCE、CannondaleのSystemSixなど
Parisはカーボンバックの名作
TCR ALLIANCEはダウンチューブやチェーンステーなど下側をアルミ、 上側をカーボンにして軽量化と性能を両立させコストダウンもした名作
SystemSixは前三角をカーボン、後ろ三角をアルミにしたカーボンバックと逆の構成で、アルミらしさを残ししっかり軽量化した名作
現在下火になった理由としてはカーボン単一の方が軽いフレームが作れる、カーボンの方が生産性が良い、他の素材と比べてもハイブリッドフレームは作るのが面倒、フルカーボンフレームに対してハイブリッドは下のグレードのイメージがあるなどと考えます。
しかし、それらの事は今はかなり解決出来ると思います。生産性だけは無理かもしれませんがアルミでもカーボンに迫る軽量なものもありますし、なによりパーツが軽くなってるので問題ありません。イメージの問題は単にメーカーが植え付けた経営戦略イメージだと思います。
私は今こそ、フラッグシップモデルはもう一度ハイブリッドフレームを考えるべきだと思います。
確かにカーボンは積層を変えることで特性がガラリ変わるので単一でもそれなりに多様性があってバランスの良いフレームが作れると思うのですが、それも限界というものがあると思います。
カーボンの積層をいくら変えたってそれはアルミやチタン、クロモリにはなりません。使用感はそれっぽい近いものができるかもしれませんが、耐久性とか形状とかまでは同じにはできません。
なので、ここで一つ、それぞれの素材を見つめ直してフレームの各所のパイプを使い分けてフレームを作ったら良いものができるんじゃないでしょうか?
個人的にはまるで自転車を組む時と同じようにフレームの各パイプの素材や形状を選択できるようにして、単に性能の良い物を作るのではなく、自分の理想のフレームを作れるようになったら良いなぁと思います。
例えば、BB周りは剛性と適度なしなりを実現するためにクロモリにしてシートチューブは快適性アップのためカーボン
バックはチェーンステーがスカンジウムでダイレクト感や加速の良さを出し
シートステーはカーボンで快適性と軽量化
ダウンチューブは軽量化も考えカーボン
一方トップチューブは適度な剛性を実現し、しなりも考慮してクロモリ
ヘッドは剛性確保のために大口径なスカンジウムを使用
わかりにくいかもしれないので各部の名称が書いた画像を載せときます。
理想の限りというかこれが正解かはわかりませんがそんなフレームがあったら面白いと思います。
これは完全に理想の話で、実際問題としては素材の多様化によるコストアップだけでなく、そもそも違う素材を溶接したり、接着したりするのは技術的にかなり難しいので実現してません。
今ではハイブリッドフレームの新モデルが発表されることはありませんが、しっかり見つめ研究を進めればまだまだ可能性はあると思います。特に耐久性を考えるとかなり良いものができそうなのですが・・・ついでにラグドフレームにしてブッ壊れた時もそこのパイプだけ交換できたりすると最高です。
どこかの変態メーカーさんとかが作ってくれないでしょうか?作ったら見た目は地味かもしれませんがかなり面白いものが出来ると思います。では、今日はここまで。

2012年11月11日日曜日

組みたいホイール&欲しいホイール

今日は私の備忘録的なものになってしまいますが、今組みたいホイールを列挙します。

・F16ホイール
・ALX440SL セミエアロスポーク組みなおし
・1クロス16本リアホイール
・DS16本3クロス、NDS8本ラジアルリアホイール
・1クロス&ラジアル20本ホイール

オーソドックスなものから変態的なものまで各種そろってます。ALX440SL以外は、勉強のためなので全部KINLIN XR‐300で組む事も考えてます。それらは全部32Hのハブとリムで作れるのでスポークだけサイズ違い取り寄せて、組みなおせば安く作れます。

また欲しいホイールは

・PAX CYCLEカーボンチューブラー
・SHIMANO WH‐9000 C24TL
・PAX CYCLE ハイエンドアルミクリンチャー


です。PAXはガチ決戦用、C24はブルベ等も視野に入れたロングファストラン用を考えてます。カーボンディープとかも欲しいのですがC24は少スポークでF16R21なので空気抵抗はかなり少ないです。F20R24のホイールと比べるとどれくらいの差があるか知りませんが、軽量な事とリムハイトが低いことによる正面方向以外での空気抵抗の増大も防げるので、汎用性の高いホイールになってくれると思います。
また、練習用にアルミのしっかりしたもので性能もそこそこいいものが欲しいです。そんなに気合の入れないイベントやレースに使いたいです。
ホイール選びは難しいですが、私の中ではホイールでフレームの弱点を補うと良い感じになると思います。硬いフレームには柔らかく乗り心地の良いホイール、柔らかいフレームには硬く、反応性の高いホイールがいいと思います。何事もバランスが大事です。
来期、ホイールを新調する方はそこらを気をつけるといいと思います。では、今日はここまで

2012年11月10日土曜日

気になるヘルメット

ツイッターで知ったのですがOGKが面白いヘルメットを発売するようです。
参考ページURL http://www.cyclowired.jp/?q=node/94823
サイクルモードでお披露目されたKOOFUシリーズの旗艦、WG-1
シャープなスタイルは整流効果を高めたことに拠るものだ
名前は KOOFU(コーフー) WG-1だそうです。
今年のパリ~ニースあたりでTeamSKYが使い始めてツールでブレイクしたエアロヘルメットの一種です。しかし、他とは一線を画すヘルメットです。
このヘルメット、ボルテックスジェネレーターというものを装備してるようです。(詳しくは私も知りませんが、ディンプル効果と同じようなものかと)
これまでのエアロヘルメットは、エアインテーク(通気性を確保するために空いてる穴)を塞いで、凹凸を少なくして空気の乱れを少なくするものでした。
しかし、これはボルテックスジェネレーターという突起をわざと設けることで意図的に空気の乱れを発生させ空気抵抗を少なくする効果があります。それだけでなく、これはヘルメット内部の排熱を促す効果まであるとのこと。
重量も魅力的でレジモスと同程度。200gジャスト位になりそうです。これが何を示すか。簡単です。
エアロ性能を備えただけでなく、同時にヒルクライムでも通用する世界最軽量クラスヘルメットです。
ヘルメットの軽量性って結構重要です。ヒルクライムはもちろんですが、真価を発揮するのはロングライドだと思います。
普通のヘルメットは250~330gくらいです。これが頭の上という身体の端点に乗っかってると肩や首には結構な負荷がかかってます。肩こりや首の疲れが激しい人は意外と重いヘルメットのせいだったりします。(ヘルメットとウィッグなんて装備して走った日にはもうね・・・)
ヒルクライムでも、ロングでも非常に魅力的なヘルメットです。
今私が使ってるのはOGKのエントリーモデルのLEFFというヘルメットです。これは実測290gです。
つまりこれに変えただけで90g近くの軽量化!
ただ、このエアロ効果が活きてくるのは高速走行時なので、アマチュアならそこまで躍起になって求めるものでもないかも。どちらかと言うと今も発売されてるセカンドグレードのMS-2の方がコスパに優れますね。こちらも重量はレジモスと同じですが価格が5000円くらい安いので。
ヘルメットは消耗品ですから、あまり高いものを買ってしまうと交換をためらってしまい、古いものを使い続けていざという時に仕事をしてくれなくて大変なことになるかもしれません。なので上でもMS-2くらいがお勧めです。個人的に練習でもガンガン使うなら良いと思うのはリガスです。
ちなみに、これはなんの保証もないのですが、私が事故した時に被ってたヘルメットはOGK WG-3というヘルメットで、これは使用6年目かなり使用したヘルメットですがきちんと頭部を守って、頭蓋骨の代わりに割れてくれました。ヘルメットがなければ頭蓋骨陥没で即死でした。一応、ヘルメットの使用期限はメーカーでは3年となってます。私はたまたま大丈夫だっただけで、なんの保証もないのできっちりヘルメットは買い換えましょう。
では、今日はここまで。

2012年11月9日金曜日

BBのメンテナンス サビ腐ってた・・・

皆さんメンテナンスしてますか。私はメンテナンスには結構気を使ってますし、頻繁にパーツ交換もするのでワイヤーやチェーン、ハブなどのベアリングもこまめにグリスアップしてました。

が、忘れてるところがありました。BBです。
まったく気にしてなかった訳ではないのですがぱっと触ってちょっと抵抗があっても回ってたらこんなもんだと思ってました。元々シマノのBBは新品のときに若干回転が硬いのでチェックも甘くなってたと思います。
昨日ふと思いついて、昔使ってたBBをバラしてみました。このBB自体、回転は硬いものの回ってましたから、メンテしたらどれくらい改善するのか興味を持ってバラしたのですが、すると・・・
うわぁぁぁぁ!錆びてる!これはまだR側でマシな方です。L側に関してはもっと酷くて、完全にベアリングが固まってました。どうやら回ってたのはベアリングとクランクの間にあるプラスペーサーが回ってたようです。間にきちんとグリスが入ってましたから多少固くともぬるりと回ってました。しかし、ベアリングはあまり回転してなかった模様・・・これはいかんとメンテ開始!
 始めはこんなふうになってます。先の小さいマイナスドライバーを用意して
 このようプラスチックスペーサーとカップの間に突っ込んでこじってあけます。すると

 このようなシールドベアリングが出てきます。このシールの下ににベアリングのボールがあります。

 スペーサーと同じようにシールもマイナスドライバーを突っ込んで剥がします。写真では外側に刺してますが内側の方がやりやすかったです。


 
また、R側はスリーブが付いてるのでやりにくいと感じたら上のように外してしまってください。

シールを剥がすと最初の写真のようにベアリングのボールが見えてきます。
なのでパーツクリーナーで汚れを落としたら、5‐56等を注してぐるぐるとベアリングを回転させてサビを落としてください。5‐56が赤茶色に濁ったらパーツクリーナーで落としてまた5‐56を注してを繰り返すと
このように大量の赤錆が落ちました。そして
とても綺麗になりました。この状態だとグリスが流れてしまってるので回すとカラカラしてます。終わったらグリスを注し直しましょう。
またサビがひどい場合には、あらかじめ大きな汚れやサビを落とした後下のようにするといいです。↓

2重に重ねた小さなビニール袋の中に、サビを落としたいものを入れて、中に大量の5‐56を吹いてパーツを『5‐56漬け』にします。漬け物みたいですね。一夜漬けで十分です。これをすると隙間のサビもすっきり落ちます。今回はL側がひどかったのでL側のカップを5‐56漬けにしました。5‐56漬けは確かに綺麗になりますが樹脂やゴムパーツは侵される恐れがあるので注意してください。

このようにきれいにして戻すと回転がかなりスムーズになりました。ただ、L側は放置した期間が長かったからか、メンテしても少し引っ掛かりがあります。こまめにメンテしてればこんなことには・・・

これは昔使ってたBBなので保管してるあいだにサビが進行した可能性もあるのですが、使ってる期間に一度もシールを剥がしてグリスアップしたことがなかったので使ってた期間にすでにこんな状態だった可能性もあります。ちなみに使用期間は5年・・・メンテしなけりゃ、シールが頑丈なシマノでもこうもなるか。
BBなんて回転数がたかが知れてるから抵抗なんて多少あっても問題ない・・・なんていう場合もありますが流石にこれは問題になると思います。
これは昔使ってたBBなのでこんなのかもしれませんが、今使ってるRA6のDURAのBBも不安になったので今日バラしました。
DURAのBBは問題ありませんでした。全くサビもなく、グリス綺麗でも十分でした。ちょっとだけグリスを追加して元に戻しました。

BBはちょっとアクセスしにくいので見落としがちですが、チェーンやハブのフリクションにこだわるならBBも気にしないとダメですね。チェーンをしっかり洗浄して、いいオイルさして、ハブもグリスアップして、プーリーもベアリング入ってるものにして・・・BBを無視してたらなんと詰めの甘いこと。
下手したら私のように大変なことになってるかも。
クランク、BBを外すのに特殊工具がいりますが難易度は低いのでやってみるといいと思います。
ショップに頼む場合は工賃などを考えるとグリスアップするより、BBをまるごと交換してしまったほうが安いかもしれません。今のシマノBBはアルテがかなり安いですし。シーズン終わりが近いですが、今期雨天走行などあった人は特に要注意です。では、今日はここまで。

2012年11月7日水曜日

お酒とスポーツ ②運動後のお酒の悪影響

お酒とスポーツ ①運動後のお酒で起こる危険

の続きです。
今日は運動後にお酒を飲む時に起きる悪影響、特に筋肉についての悪影響を中心に書きます。
ざっくり言ってしまうと、運動後にお酒を飲むと回復が阻害されて、疲労が残ってしまったり、筋肉を鍛えられなくなってしまいます。それがなぜ起きるのか、これはいろいろありますが書いていきます。

・お酒を飲むと筋肉が成長しにくくなる
お酒を飲むと筋肉が成長しにくくなります。まず、お酒を飲むと筋肉の成長させるホルモン(テストステロン)が分泌されにくくなります。これのおかげで運動で酷使された筋肉は回復だけでなく成長を促され、今までより強い筋肉に成長するのですが、それが飲酒をすると分泌されにくくなります。
更には飲酒することによって体内ではコルチゾルという物質の分泌は逆に増えるのですが、これは筋肉を分解する働きがあるのです。つまり成長しにくくなるだけでなく、筋肉を溶かされてしまうという二重苦になってしまいます。
その為、運動後にお酒を飲むとトレーニングの効果があまり出なくなってしまうのです。
もっとも、ちょっと飲むくらいなら大丈夫なようなのでどうしても飲みたい場合は嗜む程度で。

・お酒を飲むとタンパク質が消費される
これはちょっと上の話とかぶる部分もあります。筋肉が溶かされる部分です。筋肉が溶かされるのは、アルコール自体が筋肉を溶かしてるわけじゃありません。コルチゾルが溶かします。ではなぜ溶かしてしまうのか、それは肝臓がタンパク質を使ってアルコールを分解するからです。
もちろん普段から肝臓はタンパク質を使ってあれこれ働いてるわけですが、そこに更にアルコールが来ると、アルコールの分だけ多く働かなければなりません。そうなると当然、より多くのタンパク質を必要とします。なので全身からタンパク質を持ってこようとしてコルチゾルが増えるのです。
なので上の話に追加すると筋肉はとかされるだけでなく更に消費されてしまうのです。そうなると、体内には筋肉の回復や成長に必要なタンパク質が枯渇してしまい、回復どころじゃなくなってしまいます。
私は運動をしてない時でもお酒を一杯飲むと良く筋肉痛になります。お酒をたくさん飲むと身体が痛くなる経験がある人も多いのではないでしょうか?それの原因がこれです。アルコールの分解にタンパク質が消費されるので、筋肉が溶かされて傷んでいるんです。結局それは運動して筋肉が傷ついたのと同じような状態です。さらに言うと運動しないで傷ついたので、これが回復しても、筋肉は成長はしません。
なので、お酒を飲むならタンパク質を多めにとりたいですが、アルコール自体がタンパク質を変質させてしまう可能性が有り、タンパク質の吸収率にも影響を与える可能性がありますのでやはり、ろレーニングやレースから帰ってきていきなりの飲酒は控えましょう。まずはタンパク質を摂取して、ちょっと時間をおいてから飲みましょう。


またそれ以外にも
・お酒を飲むと内蔵が酷使される 
・タンパク質以外にもビタミンやミネラルも消費される
などがあります。内蔵は運動してできた色々な疲労物質を分解するのに全力で働いてるのに、アルコールを摂取するとさらに働かないといけなくて、酷使されオーバーワークになります。
また、ビタミンミネラルも消費して不足するんでこれもしっかり補給したいですね。ただ、これらもアルコールによる変質の可能性がありますから摂取タイミングに気をつけてください。

飲むなというわけではありませんが、程ほどにしてください。そして、一番は帰ってきていきなり飲むのはやめてください。これは前回の記事での危険性も理由にありますが、それだけでなく帰ってきた直後、トレーニング終了直後は身体が枯渇状態で、ここが一番栄養を吸収しやすい状態になってるんです。なのでそこで、プロテインなどを補給すると非常によく吸収されます。そこにアルコールを突っ込むと・・・非常によく吸収されて、色々な危険や悪影響が大きく出てしまう可能セがあります。更にはその貴重なトレーニング直後の”おいしい時間”を栄養補給するのではなく、マイナスの方面へで使ってしまうのですから非常にもったいないです。
お酒は美味しいですが、付き合い方をよく考えましょう。では、今日はここまで。

2012年11月6日火曜日

MARCHISIO ホイール

昨日書き忘れた追加分です。

今日は新しいホイールメーカーの話題。私も知らなかったメーカーです。Twitterで流れてきて知りました。MARCHISIO(読み:マルキシオ)というメーカーです。Hi-Bikeさんという茨木の自転車屋さんが代理店をやるっぽいです。今年のサイクルモードで初お目見えしたばかりです。
ラインナップが中々面白いメーカーです。カーボンチューブラーを各種リムハイト用意してるあたりは普通なのですがSUPER LIGHTX100というホイールが面白いです。なのでそれを紹介。
 http://www.marchisio.eu//gallery/gallery-it/ruote-bici/superlight/superlightpost.jpg
ちょっと前にはあったのですが今ではあまり見なくなったスカンジウムリムのホイールです。スカンジウムリムというと過去にシマノが売っていたWH-7801SLやWH-7850SLがスカンジウムリムを採用していて、これらはバランスのとれたアルミホイールとして評価も上々でした。7801SLの方は私も借りてレースに投入したことがあります。非常に良いホイールでした。そんなSLシリーズと同じ素材を使ったホイールということでかなり気になってます。
SUPER LIGHTX100は1390g とかなり軽量です。これより軽量なホイールはあるのですが、スカンジウムリムということもあって恐らく、重量より走りは軽く感じるのではないでしょうか?Fは16Hラジアル、Rも24HでDS側を16、NDSを8にした2:1組、どちらも2クロスになってます。それだけでなく完組ホイールの利点として各種専用パーツを採用し、スポークはストレートプルのセミエアロ、ハブもそれに対応したもので、さらにDS側を大径化して駆動剛性の確保に努めてます。
正直、かなり欲しいです。 値段はHi-Bikeさんの価格だと139800円と結構な値段なので思いとどまりますが、これが10万円以下だとかなりきますね。
しかし、ちょっと139800円という値段はやりすぎだと思います。円高もありますし、他の有名メーカーの同クラスのホイールも10万以下で買えますからもう少し安くしてもいいのでは?新しい良くわからないメーカーのホイールにいきなりこの値段を出すのはちょっと勇気がいります。個人ショップしか代理店がないなので若干サポートも心配ですし。あと、真面目に売るつもりならリム重量も書いて欲しいですね。
なかなかいい感じのホイールではあるのですが、このままじゃ正直厳しいですね。この値段なら私は安心と信頼のシマノWH-9000 C24 CL/TUを選びます。こちらも同クラスの重量ですがお値段は国内ショップでも7~8万円で買えますし、サポートもしっかりしてます。
モノは良さそうなのでWiggle等で取り扱ってくれると良いのですがどうかなぁ・・・
では、今日はここまで。

お酒とスポーツ ①運動後のお酒で起こる危険

昨日はブログを書き忘れて寝てしまいました。すみません。今日は2つ書きます。

今日はお酒とスポーツの話題。
私はお酒は強くないのですが、結構好きです。ビール、ウィスキー、ワイン色々好きです。
ビールは淡麗、ウィスキーはオールモルト、ワインは島根ワインが好きです。でも、今日はお酒の銘柄が話題じゃないですね。お酒(アルコール)が与える悪影響についてちょっと考えます。
お酒(アルコール)は必ずしも悪いものではありません。身体を温めたり、ストレスを発散してくれたり良い事もたくさんあります。でも、スポーツをしているなら飲むなとは言いませんが、飲み方には気をつけたいものです。

まずはシンプルに飲むタイミングについて。
今の時期はあまりないかもしれませんが、夏場の暑い日はたくさん汗をかいた後は帰ってシャワーを浴びたらキンキンに冷えたビールやチューハイをグイっといきたいものです。でもこれは絶対にやらないでください。これがなぜ行けないか?説明しましょう。
ビールなどには当然水分が入ってます。なので暑い中汗をかいていればこいつをグイっといくと当然喉の渇きを癒すことができますが、実は身体は潤うとは限らないのです。
ビール等をを飲むと、消化器官から吸収されるのですが吸収スピードを水分とアルコールで比較するとアルコールの方が早く吸収されます。ただでさえ暑くて汗をたくさんかいて水分が少なくなったドロドロにの血にさらにアルコールが入ってきます。こうなるともう血液はドロドロじゃなくてドロッドロ!さらに、アルコールを分解するのには大量の水が体内で消費されます。ただでさえ水分が枯渇してる体内にお酒をブチ込むと、血液にアルコールが入るだけでなく、さらに水分も消費され、それはもう凄まじくドロドロに・・・そうなると心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高くなります。そこまでいかなくても、当然脱水症状が起きて熱中症などになる可能性も非常に高くなります。なので暑い日や運動をしたあとに帰ってきていきなりお酒を飲むのは絶対にやめましょう。命の危険に関わる可能性があります。

また、これとは別の危険も同時にあります。皆さん痛風をご存知でしょうか?ウィキペディアより引用すると

痛風(つうふう、gout)は、高尿酸血症を原因とした関節炎を 来す疾患。名称は、痛み(発作の箇所)が風が吹く様に足・膝・腰・肩・肘や手など全身の関節・骨端を移動し、尚且つ風が強くなったり穏やかになったりする 様に痛みが酷くなったり和らいだりを繰り返す(痛みの悪風に中(あた)る意、または吹いた風が当たっただけでも痛む、の説もある)ことから命名された。

とあります。運動直後の飲酒はこの痛風を引き起こす可能性があります。これはCBNのレビューで知ったことです。そのレビュー自体はこちら http://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=8542&forum=105
レビューにもありますが、流れとしては上と近いのですが汗をかいて血液の濃度が高くなり、飲酒をすることでプリン体が身体の中にできて、これがスポーツ後だとプリン体の分解を体内で出来なくて関節部で結晶化して痛風になります。
レビューにもありますがかなり痛いみたいです。 日常的に飲酒の機会が多い人は体内のプリン体の数も増えてる可能性があるので特に危険ですね。運動直後の飲酒は避けましょう。

と、以上のような危険があるのですが仕組みがわかればある程度防ぐことはできます。
どちらも身体に水分が足りないのに飲酒をするから起きてしまう危険性があるので帰ってきたらいきなり飲酒するのではなく、しっかり水分補給をして身体を潤して、時間をおいてから飲酒するように心がけたほうがいいと思います。最低でも帰って、水分補給をしてから2時間以上たってから飲酒するようにした方が良いと思います。水分補給したからといって、時間を置かないで飲んでしまっては意味ないですよ?
いずれにせよ運動後の飲酒はさまざまなリスクがあります。ほどほどにしてください。また、これ以外にも悪影響はあるので明日の記事で続きを書きます。では、今日はここまで。

2012年11月5日月曜日

シングルスピードバイク 仮想重量

先日話してたシングルスピードバイクの仮想重量を出してみました。
品名 パーツ 値段 重さ
フレーム&フォーク カーボン 70000 1370
ヘッド 付属 0 90
ハンドル KCNC 12000 210
ブレーキレバー
5,000 265
ステム ディズナ アキレス ステム 110mm 4000 140
ブレーキ PlanetX 12,000 210
シートポスト メカニコカーボンシートポスト 7000 186
クランク SRAM RED インナーシングル 38,934 680
BB
1975 0
RD テンショナー 2,500 100
カセットスプロケット シングルギア 3,000 100
チェーン KMC X10SL GOLD 2,900 245
バーテープ OGK CBT-1 934 30
ホイール メカニコ MSL20T /20mmチューブラー 59500 973
タイヤ コンチ ポディウム19C 20000 390
サドル カーボンワイド 5000 105
ペダル Time – Xpresso チタンカーボンロードペダル 28,874 155
ボトルケージ T-ONE 800 23


274417 5272
随分適当な表ですが勘弁してください。重量はそこそこ重くなってます。フレームが激軽ではないですからこんなもんでしょうか?実際に重量がわからないものは推測で、少し重めに見積もってるつもりですから、実際はもっと軽くなるかもしれません。改めて、こういった計算をしてみると5kg以下のロードバイクとか世の中に存在しますが恐ろしいですね・・・正気の沙汰じゃないですよ。
これ以上を目指すと本当にキワモノばかり使うことになりそうです。シングルスピードということを考えると、まだまだ軽量化は考えれるところもあります。 スプロケットをアルミ製にしたりしても、変速するわけじゃないから案外いけそうです。寿命は短いですけど。
結構高いのがクランクとペダル、タイヤですね。ここをコストダウンすると安くなりますね。実際はホイールはロードと共用できるように、フリーハブボディにスペーサーを入れて、フレーム側にテンショナー入れてシングル化する構想で計算しました。ホイールはスプロケットを交換すればロードにすぐに使えます。なのでここの値段を差し引くと、ホイールとタイヤ代は浮きますから19万くらいになります。さらにペダルもロードのものを共用すれば16万円台になります。そうなると中々面白いです。お金があるなら一台あると面白そうです。でも本当はちょっと重くなるけど、フレームをディスク対応シクロフレームにして、ブレーキもディスクにしてSSシクロバイクにするとそれはそれで面白そうで、こっちの方が気になってたりします。メカニコさんでもディスクシクロがちらっとブログで紹介されてましたし。販売開始したら結構心が揺れそうです。
この悪魔のリストはなかなか危険なシロモノですが、あれこれ推敲、検証するのに役立ちますから作ってみると良いと思います。では、今日はここまで。

2012年11月4日日曜日

耐寒装備

2,3日前からすごく寒いですね。私の家ではファンヒーターを出してきました。外は昼間でも10度以下になったりします。寒いと背中の痛みがますので嫌ですね。手術後も多少残ったりするのでしょうか?
さて、弟は今日RA6でのサイクリングを終えて、その後鳥取に向けて自走で帰ったのですが、どうやら赤崎あたりで断念して輪行で帰ったようです。サイクリングで既に100km走ってましたが、それでもリタイアした時の走行距離はたった200kmでした。たったと言うとおかしいかもしれませんが、弟は先日の距離360km、獲得標高4600mのコースを完走した実力があります。
そんな彼がなぜ200kmでリタイアしたのか・・・

原因は寒さです。前回の耐久ランでは精々10度くらいまでしか気温は下がりませんでした。年によっては2度までさがることもあるのでかなり暖かかったと言えます。弟は今年から本格的に自転車に乗り始めました。なのでこの気温の中で走る経験が足りません。なので防寒装備が足りなくて、色々と調子が悪くなりリタイアしたそうです。
防寒装備は個人によって様々ですが、私の場合はレインウェアを多用してとにかく防風をしっかりします。それと末端を冷やさないことですね。これだけで結構大丈夫です。
服装としては、アンダー+半袖ジャージ+長袖ジャージ+ネックウォーマー+ウィンター用ロングパンツで日中は走り、寒いときはその上にレインウェアを上下着ます。こうすることで対応できる気温は6度~18度くらいに広がります。それより更に下をツーリングで走るならもっと着込む必要がありますが、練習で頑張って漕ぐならこれくらいでも大丈夫です。一応、私は凍結のことも考え、安全面から2度が限界温度としてます。2度以下では基本的に走りません。3度とかの場合でも、峠の上は更に寒いので、その時は峠などの標高の高いところは避けるようにします。
また、この先の時期はタイヤを25Cにすることをオススメします。特に私の住んでる地域はスリップ防止の縦溝があり、そこが濡れてると23Cではハンドルを取られやすく、滑りやすいので落車の危険が高まります。なので最近冬季は25Cを使うことにしてます。
もう少しで雪が降りそうです。自転車は完全にオフシーズンになりますが、休みとかには車に自転車を積んで雪のないところに行って走ろうと思います。では、今日はここまで

2012年11月3日土曜日

ロードバイクの評価

今日はほんの少しだけ距離としては2kmにもみたないですが・・・
取りあえず大きな痛みや違和感は特にありませんでした。ただ、まだ完全に痛みは引いてなくて、普段の生活もサポーターをつけたままです。しっかり乗れるようになるのはまだ先っぽいです。

 さて、今日は実は弟(次男)が帰ってきてます。明日、サイクリングイベントが米子であるため新しく購入したロードEddyMerckx EMX‐1と共に帰ってきました。明日はそれで、米子まで行きもう一度実家まで走って来てから鳥取へ戻るとのこと。で、米子と地元までもEMX-1走る予定だったのですが、たまには違うバイクをということでその区間だけ私のRA6を貸し出すことにしました。
弟のEMX-1は所謂グランフォンドバイクですから、快適に、乗り心地良く、長距離を走ることに主体が置かれてます。性格的には私のRA6と正反対になります。なので、この際に全く違う特性のバイクに乗っておけば、好みが分かり今後どのようにパーツをアップグレードしていくのか明確になると思います。まぁ私のRA6は剛性が高いものが好きな人が乗っても「こんなもん乗れるか!」って言ってしまうくらい極端な事になってますが・・・最近はちょっと剛性を調整しようかと思ってます。
 まぁ弟の事はいいです。また感想を聞きます。以前に乗ったときは「乗りにくい」と言われましたがEMX-1に乗る前だったので、今はまた違った評価があるかも?

で、それに関連した話なのですが、今日弟(次男)がEMX-1を持って帰ってきましたが、下の弟(三男)が試乗させて欲しいとのことで試乗しました。その時に比較が欲しいとのことで私のRA6も同時に貸して試乗させました。そうしたら返って来たコメントが
「こっち(EMX-1)は楽だし乗り心地も良いしスピードも維持しやすいけど、自転車としてはこっち(RA6)の方が面白くて好き」と非常に玄人のようなコメントをして笑いました。弟(三男)は自転車はやってません。  一応、私のお下がりのビアンキのクロモリクロスバイクに乗って通学してますが、自転車を本気でやってるわけではありません。でも、そんな評価が返ってきたのでちょっとびっくりしました。弟(三男)の話だと私のRA6方が乗り心地や操作感がダイレクトで良いらしいです。結構私と好みが似てるのかもしれませんが、自転車の経験に乏しい弟でもその感想が出てきたくらいなのでRA6は自転車としての個性、キャラクターがしっかり立ってるフレームなんだなぁと思いました。
今は高性能なフレームはたくさんありますがはっきりと個性のあるフレームってちょっと少ない気がします。20~30万とかエントリーモデルは多くの人が乗るので、みんなの意見を集約したモノになって優等生だけど面白みがなくなってしまうような気がします。
そういうモデルも悪くはありません。乗りやすいですし、前もってたBEATMOON AL-MRというバイクはまさにそれでした。でも、ある程度、性格のしっかりしたモデルの方が2台目や好みがはっきりしてる場合は、用途に合わせて選べてコストをかけなくても、目的の用途では1流にできたりするので良いと思います。
まず、自分の好みを理解するというのが意外と厄介なのですがそれが理解できたほうがバイクだけでなくトレーニングの部分でもいろいろと計画しやすいのでまずはそこを理解することが次のステップに行くのに重要だと思います。弟(次男)はそれを理解できるかな?では、今日はここまで。

2012年11月2日金曜日

シングルスピードバイク

何となくですが今日こんなことを思いつきました。

『そう言えば、シングルスピード部門のあるヒルクライム大会って無いかな?SSヒルクライムはシンプルで、正しく漢のど根性勝負になるから日本人的にハマると思うんだけど』

シクロクロスでもシングルスピード部門があるわけですしヒルクライムでもあってもいいような気がします。
特に、シングルスピードにすればディレイラーとかがいらなくなるのでそれだけ軽量になります。さらにUCIのルールとは無関係になるので6.8kgの車重を気にしなくても良くなります。
なので、単純な競技としてではなく、メカニック的な意味でも面白くなりそうです。
シングルスピードのバイクを作るならどれくらいの重量になるでしょう?取りあえず5kg台はさほど苦労せずにいけると思います。それ以下の世界でもパーツチョイスを考えればいけそうです。
これは悪魔のシートを作ると面白そうですね。悪魔のシートが何かというとこちらをご覧下さい↓
http://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=7026&forum=48

これで自慢のバイクを作ったらそこから先は完全に己との戦いになります。マシンも極限、身体も極限で走ることになります。競技としてさらに面白くするなら、スタート前にギア比を確認して、ギア比が重い選手ほどボーナスタイムが得られるというシステムにするとジレンマが成り立ち、レースとしてだけでなく、ゲームとして面白くなりそうです。たとえ勝てなくても、とてつもないギア比で登れば
「あいつスゲェ・・・なんて化けもんだ・・・」
って感じで、尊敬や畏怖の対象になるでしょうし。
レースとして成り立たせるには機材チェックの手間などいるので大変ですが、あると面白いと思います。実際に作れるかどうかは分かりませんが、悪魔のリストは作ってみようと思います。完成したらまた、ここに書きます。では、今日はここまで

2012年11月1日木曜日

先日の耐久ランとメイド服のレビュー投稿

[Cycling Courses] 鳥取~天橋立 200km
メイド服

メイド服のレビューは結構書くのに時間がかかりました。1時間半くらい書いてました。
ある意味、今までのレビューの中でも一番真面目に書いたかもしれません(笑)
耐久ランで走ったコースのレビューは私が走ったところまでです。その先はおまけでコースを乗せただけにしました。一応、その先のコースも学生時代には走ったことがあるので書けなくはないのですが、鳥取から天橋立まで行って一度に走りきったことはないので今回は書きませんでした。どこかのタイミングでこのコースはリベンジしたいです。結構、このコースをリタイアしたのは悔しいです。リタイアした後、汽車で鳥取まで戻るときの気分はもうお通夜気分で、ほぼ治ったと思ってたうつ病の症状が少し出たり、また不眠症が悪化したりしました。今は割と落ち着いてきてます。
もちろんあの時にリタイアしないのはあまりにもリスクがありすぎでしたし、その時の状況を考えると今でも間違った判断ではなかったと自信を持って言えますが、それと悔しいかどうかという問題はまた別です。
こういうイベントでのリタイアは初めてでした。今まで7年間自転車に乗ってきましたが、リタイアは経験がありませんでした。なので、リタイアを決断するのもかなり勇気がいりました。
でも、しっかり自分の状況を客観的に判断できたので一歩進歩したとも言えます。
もちろん、だからといってリタイア癖が付いたら最悪なので今後はリタイアしないよう、もっと色々気をつけて走ります。では、今日はここまで。