2012年12月23日日曜日

スポークのアヤに関する推測

久々にスポークの話題です。
完全に私の推測、感覚ですので間に受けないでください(笑)と言うかこのブログそのものがそんなもんなんですけど…

今日はスポークのアヤの話です。アヤって何って方もいるかと思いますが、アヤとは・・・
これです。




この緑色の部分がアヤです。
青のスポークはハブ側では内側(画面の奥側)を通ってますが、ここのアヤの部分で交差して、外側(画面の手前)に来ています。赤いスポークはその逆です。
アヤとは漢字で書くと綾。スポークが互い違いに交差してるところをさします。

で、これなんですけどちょっと疑問に思ってるのです。
アヤを取ると一般的に横剛性が増すと言われてます。しかし、世の中そう甘い話ばかりではなくて、悪いことも出てくるはずです。
先に私の推測の結論を言いましょう。
私の推測では、スポークのアヤを取ることにより駆動剛性が悪化してると考えてます。
剛性とは?これをシンプルに考えると、力が加わった時に力を加えられたものが変形したり、移動したりしないことです



ペダルを踏んだとき、スプロケットは緑の矢印方向に回転して、ハブを回します。
そしてハブが回ると、オレンジ色で着色したスポークが回転方向に引っ張られてリムに力を伝えます。
で、前述の通りに駆動剛性が高いならこのスポークは変形したり、移動したりしてはいけません。
しかしアヤをとってるとどうでしょう?
一枚目の写真の写真では駆動力を伝えるのは青いスポークですが、これは
          |   スポーク  |
ハブ側:内→外→内:リム側
という具合になってて、完全に一直線ではなく微妙にグネグネと曲がってることになります。
駆動力が伝わるとこのスポークは引っ張られます。そうなると当然スポークは完全な 直線になろうとします。グネグネなスポークが真っ直ぐになろうとするのです。これってもしかして変形したりしてない?
実際にはアヤをとった反対のスポークもあるので完全に真っ直ぐにはなりませんが、真っ直ぐになろうとする力が働くことは確かです。

で、ここまで推論して思ったのですが、駆動剛性をあげるならアヤを取らない方が良いんじゃないか?って思ったのです。
特に、DS側、スプロケットがついてる側はアヤを取らないでスポークを張って
       |   スポーク  |

ハブ側:内→内→内:リム側
という感じにすれば直線になります。逆のスポークも
       |   スポーク  |
ハブ側:外→外→外:リム側
 という感じになります。ハブからリムまで互い違いになることなく通ります。
そうすればもう初めから真っ直ぐなので、駆動力が加わっても余計な変形をする可能性が下がり、エネルギーロスが少なくなり駆動剛性アップ!ってなるのではないかと思ってます。
ただ、もちろんアヤを取らないことで横剛性の低下の危険もあるのでDS側だけそうした方が良いかもしれません。でもそうすると片側は硬くて反対は柔らかいという左右で横剛性が違うものになってしまうかも・・・

この話は完全に私の推測の話なのですが、実際アヤを取らないホイールというのは完組では結構あります。特にストレートプルスポークを使った完組はとってないことが多いです。
それが意味することは何なのか?横剛性をあげたいから何でもアヤをとったほうがいいのか?まだまだ色々考えて見ないといけなさそうです。
明日はどうやら大雪!本当は出雲大社にでもロングライドに行きたかったのですが一日中氷点下ですし、絶対に無理ですね。
入ってる予定は妹をクリスマス会に送ってあげるくらいか・・・暇なクリスマスだ(苦笑)
では、今日はここまで。

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