2013年3月19日火曜日

9000と9070DURA-ACE

昨日は大学に残った同級生が卒業するので卒業式に遊びに行ってました。
朝7時前から車を運転して鳥取へ、帰ってきたのは23時過ぎで疲れ果てて更新できませんでした。
また、増加更新します。

さて、今日の話題は新型の9000系DURA-ACEの話題です。
鳥取に行ったついでに、お世話になってるショップが改装したそうなので見に行きました。
物凄い綺麗になってて
「俺の知ってるショップじゃない!」
って思ったのですが、まだ整理ができてないところもあって、そこにはぐちゃぐちゃにダンボールに詰められた箱が棚に入れられ、天高く積みあがってるいつもの風景があり安心しました。
在庫量に関してはたぶん日本一レベルのショップなので整理に苦労してるようです。
また、行こうと思います。欲しいパーツを掘り出してしまいましたし・・・
話題はそのことじゃなかった、DURAの話です。
昨日、新型のDURAを触ってきました。
電動も機械式もどちらも触ってきました。
雨だったので試乗はできませんでしたが、 それでもかなり驚きました。
本当にすごいですよ9000は!
いや、私も分かってましたよ。7900のDURA-ACEがお世辞にも良い出来じゃないって事は。
でも、信じたくなかったのですが昨日触って思いました。
皆が79をボロクソに言って、90を褒め称える理由が分かりました。
90はすごく良いです。何が良いかと聞かれれば全てです。
79と比べると全ての点において勝ってると思います。逆に言うと79は全ての点において負けてます。それくらい性能差があると思います。
シマノのコンポーネントに特徴とも言えるのがスムーズ&ストレスフリーという事でした。
78時代だと、
「カンパに比べ、ストレスフリーでスムーズさはシマノが圧倒的に優れてる」
と言われてました。
その当時のコンポ66アルテや56の105もその系統で滑らかさとスムーズさは非常に優れてました。
しかし、79は違いました。
滑らかさとかスムーズさはありません。
正確に動かないわけではありません。
78時代に
「スムーズに動きすぎて、変速した感覚がわかりにくい」
なんて声があったからでしょうか?
カンパなんかはスムーズさが少なく、変速レバーのタッチも少し硬いので、変速したときの感覚はしっかりしてました。
それに学んだのか79はレバータッチが硬くなり、変速した感覚はしっかり分かるようになりました。
ただ、それは私にとっては全く良くありませんでした。ストレスフルです。
ストレスフリーとスムーズさ、こそシマノだと思ってますから今の79は私のイメージするシマノではありません。
しかし90はストレスフリー、スムーズです。
シフトの引きは78に近くなりかなり軽くなりました。
またブレーキの引きも恐ろしく改善してます。
ブレーキの引きは正直、79でもそこまで不満はありません。
79では不満を感じなかった数少ない場所です。(もう一つは中空チェーンリング)
ところが90はそこが改善してました。ブレーキを引いた瞬簡に笑ってしまうくらいの引きの軽さでした。
以前、友人のMTBにXTのレバーとVブレーキ、XTRのワイヤーがインストールされててそのブレーキを引いたときにあまりにも引きが軽くて感動したのですが、その時と同じくらいの感動がありました。
それ以外のところだと、STIのブラケットの形状が非常に良くなってました。
私の使ってる79のDURAでは78に比べ、握りは太くなってしまいました。
形状としてはカンパやスラムに似てるのですが、また違います。
79系のシマノレバーは根元が太く、ブラケットを握るの部分が四角く角が立ってる感じです。
レバーの先のほうは細いのですが、根元は太いという感じです。
これが私にとっては握りにくい。
昨日、カンパやスラムのレバーを握ってみましたが、握りやすく感じたのはスラムです。
あれなら許せるのですが、今の79は許せないレベルです。78系は非常に良かったのに・・・
しかし、90はそれを反省したのか握りが細く、また角のない形状になってました。
イメージとしてはブラケットの大まかな形状は79のまま、78系の握りやすさを目指した作りでした。
レバーの根元と先のほうで大きく太さは変化せず、全体的に細めになりました。
スラムをもっと洗練させたような感じのできでした。
もし、90が10sだったら今すぐ買い換えてしまうレベルの握りやすさでした。

上の二点が改善してくれたのでストレスフリーとスムーズさは79とは比べるまでもない感じです。
79は色々革新してくれました。
シマノは以前はシフトケーブルが触覚のように飛び出してましたが、それをやめてハンドルバーに這わせる形に変更され、チェーンリングが中空になり、チェーンは左右非対称になり、カーボンを採用して更に軽くなりました。
ところが性能や完成度は革新に追いついてこなかったんですね。
あれです。分かりやすく言うとWindows Vistaと同じような存在だと思います。

Vistaが色々と革新しようとしましたが結局失敗しました。それを反省してWidows7を作ったら良いものが出来ました。
79は色々と革新しようとしましたが失敗して、それを反省して90作ったら良いものが出来ました。

同じですね。Vistaは最近ですが、それより前だとWindowsMeでしょうか?それと同じような存在です。
79自体は90を生み出すためには必要な存在だったことは確かでしょう。
でも、だからといってVistaやMeを褒め称えることが出来ないように、79を褒め称えることは出来ません。
何とか79を改善させて使っていきたいですが、それをするくらいなら90にしてしまった方が楽で確実、そして結果的に安くなりそうです。
ここまで評判を落としては79を売りに出しても大した値段にならないでしょうから難しいですが、今年の夏には新型のアルテが出てくると噂です。
もしそれが90を継承したものならきっとブラケットの出来も良くなってストレスフリー、スムーズなはずです。
そうなれば新型アルテのSTIとカセットだけ買って組み替えるのもありかもしれませんね。
それくらいなら出来そうです。
まぁ買ってしまったものはしょうがないのでしばらくは我慢して使います。
では、次の記事で。

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