2013年5月7日火曜日

ジロ・デ・イタリア 2013 第3ステージ

Buona sera!
皆さんこんばんはTORIALです。
明日は6時半起きなのですが頑張ります!

今日のジロは第3ステージで、早速山岳ステージです。
今日も気温が結構高かったようで、放送開始直後にはいきなりFDJの選手の生着替えストリップショーが全世界に向けて配信されましたw
よく、ジャージを開けたりというのは見るのですが、今日はかなり暑かったらしく一度ジャージを脱ぐと、その下のアンダーウェアを脱いで、それからジャージを着なおしてました。
ということで一時的には上半身は裸(かろうじてHRモニターのセンサーがあるだけ)になってました。
しかし、それができるってやっぱりプロは凄いですね。
私は危険なので自転車の上での着替えはしません。(怪我をしてからバランスを取るのも難しくなりましたし)
アレは一刻を争うプロの世界だから仕方がなく、リスクを負ってやってることなのでわれわれは真似しないようにしましょう。
あれで転んで骨折ったりしたら全て台無しですから。

さて、本題のレースのほうに参りましょう。
レースは逃げ集団とメイン集団のいつもの構図で進んでいきました。
今日のレースは後半に山岳が2つあり、最後は長い坂を下ってのゴールなので山岳をしのげればスプリンターにもチャンスがあるというステージでした。
そのため、メイン集団ではスプリンターを擁するチームが何とかしようと引きます。
先頭を捕まえて、集団をコントロールして走ろうと考えたのか・・・
しかし結局カヴやブアニなどはいつも通り遅れましたw

そんな中先頭集団では山岳ポイントの争いが発生しました。
ワウテルス、ボアーロ、タボッレが順に2級山岳を通過。
その時点でワウテルスの山岳賞が確定。
しかしその後、タボッレがアタック。
単独で逃げ始めます。
逃がしてしまった先頭集団は追走しないといけないのですが協調が取れずお互いにアタックを仕掛けてはペースを落としていきます。
結果として次の3級山岳で追走集団は捕まり、タボッレが単独で逃げる形になります。
しかしタボッレはヴィーニファンティーニ所属の選手でプロコンチクラスの選手という事で単独で逃げ切るには力が足りないといえます。
しかし諦めず走り続けます。
後方の集団では総合争いをする有力選手が先頭に集まってきてますが、逃げてる選手が大したことがないのでここはリスクを負わずに行くのが得策。
そうなればタボッレにもまだチャンスはあります。

しかし、現実は非情でした。
なんと先頭集団でガーミンがペースを上げ始め攻撃をしかけました。
たちまち集団は小さくなり多くの選手が遅れました。
結局有力選手とそれのアシストの数名だけの20~30人程度の集団になりました。
しかしガーミンの攻撃は止まりません。
まさかのヘシェダルのアタックです。
あっという間に逃げていたタボッレを抜き去りました。
頑張って逃げてたタボッレはこのたった1回のアタックでむなしくも潰れました。
抜かれる瞬間「え?え!?」って感じでヘシェダルを二度見してました。
心のどこかではつかまるのは分かったと思いますがあまりにも早く捕まった上に、まさかのヘシェダルが追いついてきたからでしょうか?
あまりにもあっけなく終わったので少し可哀想でした。
ディフェンディングチャンピオンのアタックですから、他の選手も当然動きます。
ニバリやウィギンスはしっかりマーク、エヴァンスも少し遅れましたがしっかり追いついてきます。
そのまま先頭集団は活性化したまま山岳を越え、下ります。
最初、下りでは一度落ち着きを取り戻したのか慎重に下りました。
しかし今度はアスタナが攻撃開始。
アニョーリが飛び出します。
それにまたヘシェダルが反応するもんだからさあ大変。
この下りは長く、道は狭く、更にはヘアピンの多い危険な下りなのでリスクは侵したくないのですがそうも言ってられない。
全員また踏みなおします。
何とかアニョーリとヘシェダルを捕まえましたが、その絶妙なタイミングでパオリーニが今度は飛び出す。
このパオリーニは総合を争うような選手ではないので他の有力選手は追う気配を見せません。
最高のタイミングでした。リードをしっかり広げます。
そして、そんな高速ダウンヒルをするもんだからあちこちで落車が発生します。
中でも、深刻だったのはブランコの選手が落車したあおりを受けて何とランプレのスカルポーニが落車。彼は総合を争うイタリア人です。
怪我は大したことなかったのですが、不運なことにバイクが破損。
チェーンが完全に落ちて走れなくなりバイク交換が必要になりました。
しかし道の狭い下りなので中々、サポートカーは来てくれません。
結局、サポートカーは間に合わず、下ってきたアシストのバイクを貰い受けて再スタートしたようです。
これはあまりにも不運な痛手です。

そんな波乱のある中、完璧なタイミングで飛び出したパオリーニは最後まで逃げ切り。
謎のスポンサーアピールをしながらゴール。
そして、それから遅れること16秒程度で有力選手の揃う先頭集団が来ます。
ここも目が離せませんでした。
今年のジロはボーナスタイムが復活してるので、2位3位になればタイムを稼げます。
最後はスプリント勝負になりました。
結果、2位はエヴァンス、3位ヘシェダルでした。
積極的に動いたヘシェダルですが、アタックで疲弊したのか最後、歯を食いしばって踏んでましたが冷静に踏んでるエヴァンスに追いつけませんでした。
とは言うもののエヴァンスとヘシェダルはウィギンスやニバリに対してタイムを稼ぎました。
昨日のチームTTで遅れただけあってこれは二人にはおいしい展開になりました。

まだ第3ステージなので、有力総合勢は積極的に動いてこないと思われたレースですが、ヘシェダルの予想外のアタックにかき乱され波乱の展開となりました。
特にスカルポーニは非常に痛いタイムロスです。
結局1分程度遅れました。
ボーナスタイムを稼げば少しは縮まるかもしれませんが、それを他が許すかどうかは分かりません。
ボーナスタイムが復活したことで、今後のレースの展開が激しくなっていくかもしれません。
明日も山岳ステージで、明日は最後の山岳を上ってからゴールが近いので、山岳で上手くアタックを仕掛ければタイムを稼げます。
また波乱の展開になるかも?
では、今日はここまで。

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